どこからともなく表れ、白い繭状の物体（第一形態）で首都近郊に出現。DASHが火炎弾を使用して処理しようとしたが、火炎放射の能力を身に付けて繭より変化（第二形態）する。
さらに、ミサイルやビーム攻撃を受けることで、ミサイル・ビーム発射能力を身に付けて進化（第三形態）。受けた攻撃を我が物とする能力で、遂にはウルトラマンマックスのマクシウムカノンをも自らの能力とし、更なる進化（第四形態）を遂げてしまう。
あらゆる攻撃が通用しない上、受けた全ての攻撃を身に付けてしまうため、この怪獣を武力で排除することは絶対的に不可能である。
しかし、アッコが奏でるピッコロの音色にも反応し、音楽を奏でる能力を身に付けたイフは、音楽を奏でる存在に進化（第五形態）し、宇宙へと飛び去っていった。
第15話 第三番惑星の奇跡に登場。
チェックポイント！
相手の攻撃に対して耐性を持って無敵化していくという怪獣は、ウルトラマン第36話に登場したザラガスが有名。このエピソードは科特隊のアラシ隊員がメインのエピソードで、人気が高い。
ザラガス自身は、新兵器とウルトラマンの前には敗れ去ったが、今回登場のイフは、結局いかなる兵器も通用することのない、まさに「完全」な怪獣であり、ここまで武力が絶望視され否定された存在は過去に例を見ないものだ。
それだけに、本話ラストの清々しい「奇跡」も衝撃的だ。