電脳珍獣 ピグモン

 突如太平洋上に出現した浮遊島「サブジェクト・ファントム」を守る小さな珍獣。島の古代遺跡には同じ姿をした石像が存在していたが、それはレッドキングを封印するためにモニュメントと化したもう一体のピグモンであった。

 サブジェクト・ファントムに遺された石版には、「空よりの叡智 授けしもの ピグモン」「ピグモン 倒れしとき 災いの神 目覚め 大地はおごれる民に 牙を剥かん」と記されていた。

 つまり、ピグモンは古代に宇宙人の使者として飛来し、人類に高度な文明を伝え、災いをもたらすレッドキングをサブジェクト・ファントムに封印した、生体コンピュータだったのだ。(演:高津房代)

 第5話 出現、怪獣島!に登場。

 第6話 爆撃、5秒前!に登場。

チェックポイント!

 ピグモンは、ウルトラマンの第8話「怪獣無法地帯」と第37話「小さな英雄」に登場した友好珍獣だ。1度目は少し高い知能を有した友好的な動物といった描かれ方を、2度目は同個体が復活して怪獣ジェロニモンの脅威を科学特捜隊に伝える役割を果たした。

 ウルトラマンに登場したピグモンは、子役が演じていたが、今回はウルトラマンボーイなどのスーツアクトレスとして知られる高津房代氏による。そのため、少し等身が高い印象を残した。

 生体コンピュータという設定は、むしろウルトラQの侵略ロボットだった「ガラモン」に近いか。