地下8,000mに存在する「元素119」で製造された、地底文明デロスのメッセージを代弁するオブジェ。
同じ地球に存在する文明である地上文明が、地球の環境を汚染してオゾン層を破壊、それによって有害放射線が地下にまで降り注ぐ結果となった。滅び行くデロスはそれを阻止すべく、地上の経済活動を停止するよう勧告した。
阿修羅像のごとく、3面には無表情、泣き、笑いが刻まれている。
第38話 地上壊滅の序曲に登場。
チェックポイント!
突如、街のいたるところに置かれている恐ろしさ。このオブジェの特質はそこにあるだろう。異なる表情を持つ3面を構えたその形態は、古代遺跡の発掘品のような優雅さをも湛えている。
あえて動かざるモノとして設定されたところが面白く、地底文明の高度さを醸し出している。