宮原香波 Kanami Miyahara

 ジャーナリスト。ゴモラの存在が明るみになった際、20年前にとある組織によって密輸されたものだと指摘。

 実は、その組織「GSTE」には彼女の父・宇野が所属しており、熊程度の大きさのゴモラザウルスを実験によって凶暴・巨大化させていた。

 「GSTE」は大企業を脅迫したりビルを爆破するなどの暴力的な手段によって、そのポリシーを実行に移した。その被害者の念を受けつつ育った彼女の心は、相当に疲弊しており、ゴモラの暴れる様子に父の信念や怨念を重ね合わせるのだった。本名は宇野香波。(演:大寳智子)

 第21話 地底からの挑戦に登場。

チェックポイント!

 演出によるものなのか、今ひとつ存在感に欠けるキャラクター。冒頭のニュースにおけるコメントなどは良いのだが、ヒジカタ隊長に対する態度にあまり説得力が感じられなかったり、理知的な面を強調しつつ、ゴモラが父そのものであると確信している様子があったりと、少し芯がふらついてしまった印象が強い。それが香波というキャラクターの弱さの現出だと解釈すれば、それはそれで凄いことなのだが。

 例えば、この第21話が前後編で構成されていたら、また違った展開があったかも知れない。ちなみに演じた大寳氏は、ウルトラマンガイアにおいて、ミズノエノリュウ関連の話に黒田恵役で度々出演した。