オルタニティ第四段は、ホワイト仕様のスタースクリームと共に、同じジェットロン軍団出身として、このパープル仕様のスカイワープがリリースされました。元々初代スカイワープもスタースクリームのカラーバリエーションであり、マスターピース等のシリーズでも、サンダークラッカーと共にスタースクリームのカラーバリエーション展開がなされています。
スタースクリームのホワイトパールも実に美麗ですが、こちらのウィッチパープルパールの質感も抜群の出来。塗装精度、パーツ精度も良く、ビークルモードでの表面処理やパーツの合いにやや不満のあったバンブルに比べて、格段の高満足度を誇っています。
ロボットモードでは、スタースクリームと異なる頭部造形に。大胆に四つ目のアレンジを施したスタースクリームに比べ、ジェットロンとしてのイメージを重視しており、私はむしろこちらの方が好みです。元々のスカイワープのベースカラーはブラックで、アイキャッチがパープルなのですが、本モデルはビークルモードとの兼ね合いもあって逆になっています。しかしながら、ちゃんとスカイワープに見える所が絶妙です。
実は、既にサンダークラッカーの発売も予定されており、オルタニティでも初期ジェットロン三体が揃うのです。マスターピースではカラーリングが物議を醸しましたが、オルタニティにおけるカラーリングはあくまでイメージなので、今度こそ文句は出ないのではないでしょうか(笑)。オロチに抜群の魅力がありますしね。
※インラインフレーム、FLASHプラグイン、JavaScriptの全てが有効なブラウザでないと、下のギャラリーは閲覧出来ません。
※ギャラリーが閲覧出来ない方は、「続きを読む」にて、同内容のWebページを見ることが出来ます。
スカイワープであることよりも、光岡オロチのイメージを投影したロボットモードといった趣。しかしながら、随所にスカイワープの記号が配されている。
リアビューは非常にすっきりしたシルエットだが、オロチのボディ上部をそのままウイングとして大胆に配置しているのが個性的。
ビークルモードは、光岡オロチ ウィッチパープルパール。実車の艶かしく怪しげな曲面を巧みに捉えた造形となっている。
全体的にパーツの合いも良く、グラマラスなボディの再現度をアップさせており、ウィッチパープルパールの渋い光沢感も非常に良い。
上半身を中心に。頭部はスタースクリームとは完全に別造形。スタースクリームのものよりも、むしろオリジナル・ジェットロンに近く、精悍な印象を受ける。また、オロチに因んで蛇の頭のイメージが投影されている。
オリジナルの可変口径機銃を踏襲した「スポーン・ガン」を装備。オリジナルと近似したイメージが心地良く、腕部との一体感も良い。
可動部はオルタニティの中でも優秀。股関節はかなり固めに設定されている為、保持力も良い。関節のキメ位置に迷う箇所があり、安定した素立ちには試行錯誤を要する。
ビークルモードでは、各部を展開可能。ボンネットとリアハッチはかなりタイトなので、簡単にはオープンし辛い。
各部展開時のリアビュー。オロチは、ボディ前後のイメージの統一感が面白い。勿論、オルタニティでもその雰囲気はよく捉えられている。
脚部収納の関係で、ドライバーが座れない構造になってしまっているが、シートの造形やコクピットの雰囲気はよく再現されている。
スカイワープというキャラクターを反映して、旧トラックスのような飛行モードを備える。ただし、タイヤが干渉して水平にならない。説明書等では水平になっているように見えるのだが…。
トランスフォーム開始。
腰部を延展すると、シンクロテックによって胸部が頭部を覆うように移動。続いて腕部が肩ごと前方に移動する。
前へ倒れこみ、肩部を畳むとフロントが完成。ウイングはそのままボディ上部となる。
脚部を収納し、リア部の変形が完了。ボディ上部の収納を待機。
ビークルモード完成。なお、この変形手順はイメージであり、実際にボディ上部収納を最終工程にすると支障がある。