祝!ウルトラマン80 DVD-BOX発売!

ウルトラマン80 DVD30周年メモリアルBOX I  熱血!矢的先生編 (初回限定生産)

 祝!祝!祝!なのです。

 私のリアルタイムでの初めてのウルトラマン。

 「メビウス」で、80を目撃したかつての桜ヶ岡中学の生徒たちが、「俺達の…ウルトラマンだ!」と感慨深げに呟くシーンがありましたが、そんな気分なのですよ、正に。

 一年のシリーズに一貫性がないだの、先生編は失敗だの、UGM編は過去シリーズの焼き直しだの、少年ゲスト編は不真面目だの、色々と言われたシリーズだけども、私は逆にてんこ盛りサービス精神が大好き。一生懸命BSの放送をビデオに撮ったりしましたよ。



 で、今回のDVD-BOX発売ですよ。

 私はウルトラシリーズに関しては、なけなしの小遣いをケチりつつ、少しずつDVDを集めている最中で、さすがにBOXはキツいなぁ、と。

 しかし、ものは考えよう。

 現在、エース、タロウ、レオが全くコンプリートの目処が立っておらず、これから集まるかどうかも分からない状態。しかし、BOXならば否応なく揃ってしまうので、覚悟を決めて買ってしまえば、今悩むだけであって、後から悩まなくて済むのです。

 もう一つ、リマスターの話。

 ウルトラには「デジタルウルトラプロジェクト」という、非常に恵まれたリリース計画があります。これは、オートメーションによるデジタルリマスターではなく、人の手作業による、マニュファクチュラルなデジタルリマスター。

 昭和ウルトラのDVDを手にした方ならご存知だと思いますが、とにかくリマスターが素晴らしいのです。他社ではこのレベルのパッケージソフトを未だ見る事が出来ません。殆どのコンテンツで、オプティカル音声トラックしか現存していなかったのが、唯一残念なところですが、映像の素晴らしさは、それを補って余りあります。

 私は、80がBOXでの発売となったことで、この素晴らしいリマスター工程が省略されているのではないかという懸念を持ちました。リマスターが単なるビデオ用マスターのデジタル起こしだったら、私は見向きもしなかったと思います。80に対する思い入れを、裏切られるようなものです。

 このリマスターについては、殆ど情報がなかったのですが、円谷プロの公式宣材によれば、「デジタルウルトラシリーズ中、最高水準のリマスター技術を施した」とあります。私は信じます!

 というわけで、私はほぼ購入決定です。

 Amazonで予約すると、現在17,701円。最低価格保証がありますから、もし値上がりしても、購入時にこれより高くなることはありません。定価が24,150円ですから、かなり得ですよ。



投稿者: SirMiles

【マー 🏃 SirMiles / Masafumi Fujimura / https://sirmiles.com / maruzoku】 Run、音楽、プラモ。趣味は広く浅く。生業はIT系。

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6件のコメント

  1. 初めまして。ウルトラの検索により参りました。
    DVD化されファミリー劇場でも放映中の「ウルトラマン80」ですが、見直してみると結構良作の話が多い作品ですね。
    私のお気に入りの怪獣は、まずは宇宙Gメン85の話に出てきた残酷怪獣ガモス。性悪な小僧っ子のような面構えをした怪獣ですが(笑)、気に入っているというよりは気になる存在ですね。彼には一体どのような過去が・・・?まあ、これについてはまた後日に。
    後はプラズマ&マイナズマ。とても仲の良さそうな兄弟ですが、彼らの素性についても気になります。心に残るというか考えさせられる話は、バラックシップとゴースドンの回です。
    私は先生編以降に心に残る話が多いですが、何とか路線変更無しで続けられなかったものかとも思いますね。

  2. >A-chanさん
     はじめまして。
     私は宣言通りDVD-BOXを買いました。リマスターの質は素晴らしく、何度も見返しています。
     80は方針を二転三転させて、一貫性がないシリーズとか色々と言われ続けてきましたが、近年再評価の大波が来ている感がありますね。私としては、フジモリとイケダが参加してからの「子どもゲスト編」以降に傑作が多いと思います。
     確かに、先生編にはなんとも言えない魅力があり、そこが忘れられないファンも多いようです。メビウスで敢えて先生編の決着をつけようと試みられたのも、納得です。私も、先生編としての最終回を見てみたかった思いがありますね。

  3. こんばんは。また参りました。
    お早いお返事ありがとうございます。路線変更無しで「少年少女編」の内容を「先生編」の中で使えなかったものでしょうかね。でも「メビウス」の中で「先生編」の結末が見れて良かったです。
    前に述べたガモスについてですが、人知れず地球に侵入し目撃者も出さずに破壊活動を行う神業に近い能力、科学では対処できない魔力を持ったような毒液と、何やら霊的なものを感じさせられます。
    私が思うに、彼もまた悲しい過去を背負っていたのではないかと推測してしまいます。
    高い知能を有している事から察すると、ガモスの元は人間、というか異星人だった可能性があり、ある星の親に虐待され周囲の者からも無関心に扱われ命を落とした子供の魂が宇宙のマイナスエネルギーを吸収して怪獣化した存在なのかもしれません(最期の瞬間がホーと同じなので)。
    愛される事を知らない彼は「人間どもは好きな者には限りなく優しいが、そうで無い者は無慈悲に扱う」という認識の下に、母星を始め行く先々の星々に住む全ての「人間」を憎み、殲滅する事で快楽を得ていたのではないでしょうか?
    私から見て、この第21話のラストは満足感よりも後味の悪さが残りました。その場の事件は治まっても根本は何も解決してないからです。ガモスの誕生理由を突き止め、再発防止に取り掛からないと、第2、第3のガモスが誕生するかもしれませんからね。

  4. >A-chanさん
     少年ゲスト編は、石堂さんを引っ張り出してきて、急に突き抜けたんですよ(笑)。やっぱり、当時はまだ第一期ウルトラより、第二期ウルトラの空気の方が強く、80に第二期ウルトラの雰囲気を持ち込んだことで、急に80本来のポテンシャルが発揮された感がありますね。
     ただ、先生編に石堂さんのホンが合ったかどうかは、分かりませんが…。
     ガモスに関しては、確かに仰るとおりのバックボーンがあっても違和感がないですね。
     尺を考えると、あの話はあの構成が限界だと思うし、メインはあくまで「宇宙人同士が地球人の与り知らない場所の話をしている」というテーマですから、語るのは難しかったでしょうけど。
     宇宙規模でマイナスエネルギーの産物が跋扈しているというスケール感は、あると面白かったかも知れませんね。

  5. こんばんは。
    それからもう1つ悲しいのは、ザッカルが復讐に走るあまり他者との協力を拒み、多くの犠牲者を出してしまった事です。
    地球に来た時点で自らの素性を地球人に明かし、ガモスの弱点の高周波の事を打ち明けてくれていたら対策の立てようもあり、地球も大きな被害を出さずに済んだ事でしょう。
    気持ちは分かりますが、復讐は下手をすれば自分だけで無く周囲の人をも滅ぼしてしまいかねませんから。
    ガモスにしてみれば、復讐に走るあまり他者との協力を拒み、多くの犠牲者を出してしまったザッカルは、まさに「好きな者の事しか考えられない人間」の典型だった事でしょうから・・・。

  6. >A-chanさん
     ザッカルの行動の不可解さは、本人が復讐心に囚われていた事に起因しますが、それでも一般的に納得出来ない行動ですね。ということは、この復讐心自体がマイナスエネルギーの翻案として描かれる可能性も、あったということかも知れません。
     このエピソード自体は、娯楽編としてとらえても一級ですけど、根底に初期編のテーマが何となく漂っているのは、80らしいと思いました。
     現在、私はAのDVD-BOXを幸運にも入手出来たので、80と交互に見ていますが、ヤプール(特に市川先生以外の作品)とマイナスエネルギーは結構共通点が多い気がします。時代の空気なのか、Aの方が80よりも人間の闇を直接的に描いてますけれども。

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