バンダイのマスクコレクションは、大変出来が良く、こだわりポイントもツボを突いているのですが、単体が結構高い上にブラインドボックスなので、手を出していません。
しかし、宇宙刑事がプレミアムバンダイの受注生産でリリースされるというアナウンスを聞いたからには、黙っているわけにはいきません。速攻で予約してしまいました。
で、本日「蒸着!」ならぬ「到着!」。あ、スベったか…。
スミ入れや塗装がやや甘い部分も見受けられましたが、私にとっては許容範囲。装着変身の頭部造形に違和感を覚えた頃からすれば、この「ちゃんと似ている」マスクを手に入れられるだけも素晴らしいのです。
うん、実にカッコいい。
パーツ分割も、プロップの分割パターンに準じているようで、再現性はバッチリです。
ちなみに、それぞれに劇中発行カラーに準じた発光台座が付属。
まずはギャバン。
宇宙刑事ギャバンがコンバットスーツを蒸着するタイムは、わずか0.05秒に過ぎない!
では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう。
「蒸着!」
「リョウカイ…コンバットスーツ、デンソウシマス」
メッキが実に美しいです。
カメラを構える私の像が写っていますが、実際に当時、ギャバンのスーツは「カメラマン泣かせ」だったそうですね。
シンプルながらゴーグルや顎のバランスが絶妙であり、それがギャバンマスクの再現性を難しくしています。
続いてシャリバン。
宇宙刑事シャリバンは、わずか1ミリ秒で赤射蒸着を完了する。
では、赤射プロセスをもう一度見てみよう。
「赤射!」
灼熱の太陽エネルギーが、グランドバースのソーラーシステムにスパークする。増幅された太陽エネルギーは、赤いソーラーメタルに転換され、シャリバンに赤射蒸着されるのだ!
シャリバンと言えば鮮烈な赤いメッキですが、マスク部分に限っては、赤い部分が意外にも少ないのです。
後頭部は赤い部分が目立つ感じ。ギャバンに比べてシンプルです。
高次元ソナー(耳のアンテナ)は別パーツで、精密感があります。頭部を一周しているゴーグルが、シャリバンの特徴になっています。
最後はシャイダー。
宇宙刑事シャイダーは、わずか1ミリ秒で焼結を完了する。
では、その原理を説明しよう。
「焼結!」
宇宙刑事シャイダーは、バビロス号から発射されるプラズマブルーエネルギーを浴びて、わずか1ミリ秒で焼結を完了するのだ!
前任2人の宇宙刑事とは、また違ったデザインラインが特徴です。青いメッキが爽やかなイメージ。
シャイダーのマスクは、シンプルに見えて意外と複雑な面取りなのです。再現性は完璧。
シャイダー・ブルーを眺めていると、清涼感を感じますね。
そしてここからは、「魔空空間に逃げ込ませろ」、「幻夢界に引きずり込め」、「不思議時空~」の三連発。
いやぁ、いいですね、発光台座!
上から押さないと光りませんので、ちょっと妙な写真になっていますが。
厳密には、ギャバンのメッキマスクには電飾がなく、電飾付きのスーツはシルバー塗装仕様に限られていました。
シャリバンの場合、目を発光させると般若のような形相になり、彼の怒りを遺憾なく表現していました。シャリバンからは、メッキ仕様のスーツに電飾が仕込まれるようになりました。
シャイダーは、ゴーグルが小さめのバランスになっている為、細長い発光パターンが特徴。
う~ん、いい買い物をしましたよ。