私の好きな坂本組で面白かったですし、アクションも工夫満載で満足なのですが、どうにもガイソーグ絡みをまだ引っ張るのかというグダグダ感が邪魔をして、素直に見られないんですよね。
最近はかなり忙しくて時間がなく、全体的に短文になってしまいますがご容赦ください。
フェアリーマイナソー
妖精のマイナソーということですが、意外にも完全な「化け物」として登場。造形物もなく、CGで空中に浮遊する巨大な物体を描くという、挑戦的なマイナソーでした。このあたり、坂本監督が愛する「ウルトラマンレオ」の円盤生物を彷彿とさせ、得も言われぬ不気味さに彩られていましたね。
このマイナソーを巨大戦に限定することで、等身大戦はガイソーグ(および出て来る必要のなかったガチレウス)戦で費やし、その壮絶なバトルを印象付けることに成功しました。
このマイナソーの能力は、魅惑的な音楽で人々を強制的に踊らせるというもので、本来ならばギャグ路線に一役も二役も買うものでしたが、今シーズンの常なのか、コミカルな描写に走ることを選択していないあたり、勿体ないです。
特にバンバは、この術中にはまることで新たな一面が開花するはずでしたが、その強制ダンスの尺はごく短めで、しかもすぐに眠らされてしまうことになり、あまり印象に残らなかったのが残念。超真顔でキレキレのステップを披露するという、素晴らしいシーンがあったにも関わらず、スパイス程度で終わってしまったのは、やはり今回のテーマにそぐわない要素だったからでしょうか。うーん…残念。
コウ、カナロ、オトちゃん
この3人はマイナソーの術にかかりませんでした。カナロとオトは海のリュウソウ族故に特殊な鼓膜を持っているから。コウはナダに斬られた傷の痛みが正気を保つのに役立っているからだと説明されました。
このコウの状態からすると、ナダはギリギリのところで斬るのを躊躇したのかも知れませんね。完全に丸腰の相手を、しかも背中をとった状態で斬りつけ、あの傷の浅さは有り得ませんから。
私は、このマイナソーが出現するのを察知して、コウの正気維持のためにわざと斬ったと深読みしたんですが、どうやらその線は全くなさそうですね(笑)。
他の4人が動けない状態で、リュウソウレッドとリュウソウゴールドが活躍する図は、イレギュラーなだけにインパクトがありました。アクションのシーン作りも工夫に満ちていて、今回は素面アクションよりもスーツアクションの凄さに重きを置いていましたね。
正直、今回のガチレウスは要らないと思いましたが、コウとナダの一騎討ちの構図を作るにはこうするしかなかったのかも知れません。
プテラードン
MVPはオトちゃんですね。コウとカナロがあらゆる手段で痛めつけても(…というのがリュウソウ族の闇を示しているような…)覚醒しないピーたんでしたが、オトだけは常に庇う様子を見せ、結果的にワイズルーによって襲われた際に、オトを救うために覚醒するという、ヒロインのお手本中のお手本を見せてくれました。やはり坂本監督はこの辺の見せ方が巧い(笑)。
草尾毅さんのキャラクターボイスは、正に「カブタック」を彷彿させるチェンジで、プテラードンに変化した際のイケボぶりには喝采必至でしたね。単体でヨクリュウオーになり、周囲を氷原に変えて戦うというファンタジー寄りの演出もまた素晴らしいものでした。
ヒエヒエソウルによる強竜装は、翼のある造形ですこぶる格好良かったですね。ゴージャス寄りになるよりも、ヒロイックでエレガントなデザインを選択したあたり、翼竜のイメージにマッチしていると思います。
ガイソーグ
プテラードンのヒエヒエソウルを手に入れたコウは、ガイソーグに善戦するものの、巨大戦へと離脱。このあたりがグダグダなんですよね。代わりに復活したメルトたちが参戦するのですが、ナダに対する気持ちに葛藤を抱えるバンバに見所があるのを除いて、ただの消化試合になってしまったのが本当に残念です。
一応、唯一本音らしき会話を交わしたトワに対しては、一瞬ナダに戻って詫びるという、なかなか刺激的なシーンがありましたけど、そのバトルの終わり方(ガイソーグが頭を抱えて即エピローグに移行)も何だかよく分かりませんでしたし、随所に尺不足あるいは構成のマズさを感じることになってしまいました。
ワイズルー様のアドリブ
ヨクリュウオーを見て「あのウイングが欲しい」とか言ってましたが、またまた「ガンダムW」ネタだった可能性が高いですね。わざわざ翼を「ウイング」とか言いませんよね、普通は(笑)。
次回
今度こそナダとガイソーグの件は決着??
ガイソーグの設定自体は好きなんですけどねぇ。デザインがウルザードを彷彿とさせてしまいますが(苦笑)。
最初から出番を増やして、第三勢力と描いていればもう少しなんとか・・・。
ガチレウスや久々のディメボルケーノなど、オールスター的になったのは、坂本監督のサービス精神の表れと見ることもできると思いますね。コウが脱いだのも、筋肉見せるのが大好きな監督らしいですし。熱演でした!
強竜装もウイング(笑)がマントのようになっているのが、かっこ良かったです。個人的に騎士にはマントというイメージがあるんですよ。
私もウルザードっぽいなとずっと思っていました。なので、想像が勝手に「中身がかつての師匠」とかになってしまうんですよね(笑)。
決定的に出番が少ないところがダメで、ドルイドンに接近したりという思わせぶりなシーンがありながら、その後何にもなかったのがイタいですよね。
コウの裸身は今どきのスポーティな少年という雰囲気で良かったですね。脱ぎっぷりが良かった初のレッドはリュウレンジャーですが、和田さんは完全にマッチョだったのでギャップに物凄く驚いた記憶があります。
リアルでは見れないため、いつものように録画して視聴。
コウが背後から切られ、ガイソーグと化したナダに圧倒されるみんな。
「ひとまず撤退だ」
さて、次はどうなるのか・・・って、続きが見れない(ぎゃ~っ)
はい、録画が故障してしまいました(涙)急いで新しいのを買ったのですが、今週は(う~ん)
なので、今回は今までの感想を(おいっ)
ここ最近のリュウソウジャーは、何か詰め込みすぎの感じがあるんですよね。
まあ、それについては、他の方も書いてますし、マイナソーが取り付く段階から巨大戦までやれば、普通でも詰め込みすぎる内容になるのは、当たり前かも知れませんが、自分的にはもうひとつあると思います。
それはメインとなる5人の描写がキチンとやれないまま6人目登場、ガイソーグ=ナダ編と来たせいじゃないでしょうか。
結局、メインクラスを掘り下げない状態で、新たなキャラを出すもんですから見てる側には、詰め込んでいる感じに映るんじゃないかと。
そんな感じに思えるんですよ。
とにかく、次回はちゃんと見るぞ~っ(って、そこかい)
それではまた。
録画不良でしたか…お察しします。ニチアサ系はTVerとかで配信がないので結構辛いんですよね。
ご指摘どおり、カナロの登場がかなり早かった印象なのですが、登場のスケジュールとしては例年に近いので、やはり作劇の問題でしょうね。そして今回のナダの件。オーソドックス…というか燃える追加戦士のパターンをトレスしているので、カナロの立場が余計に(笑)。
いわば消化不良というやつですね。ガチャガチャしていて楽しくはあるんですが。
今回も中途半端な感じでした。ナダの話が続いてるので、ドルイドンどこいった?というか、刺身のツマというか、なんかこう、扱いがひどくないか?っていう感じです。
そんな中で久々のディメちゃん登場。なぞなぞは相変わらずのクオリティで、答えはなんでもいいのに呆気に取られて言葉に詰まる問題、というのはもはや苦笑しかありません。
オトちゃんの活躍により空の騎士竜が目覚めましたが、スマートなフォルムが思っていたよりカッコよかったですね。
前シーズンでもギャングラーが刺身のツマ扱いされているパターンが多かったので、三つ巴戦は色々とバランスが難しいですね。まだ、ガイソーグがドルイドン側に幹部っぽく付いていればシンプルに話が進んでいたかも知れません。
ディメボルケーノ、出番少ないですね(笑)。まあ、今回はプテラードンがすこぶる格好良かったので、まあ良しとしましょうか…。
愚兄です。
何度も言っているし、何度でも言いますが詰め込み過ぎです。
特に今回はひどい。本文にも書かれておりますが、マイナソー関係は踊らせる能力というギャグ回にすれば画面的に面白くなるうえに役者さんの身体能力(踊りが下手ならそれはそれで面白い)の見せ場なのに尺が短い。ナダについてはもう自分は達観している部分はあるのですが、そろそろ決着がつくというのにコウともバンバとも絡みが少ない。そして一番もったいないのはプテラードン。喋る騎士竜総登場でそれぞれの特技を使ってプテラードンを痛めつけるというこれまでなかった豪華さなのにこれまた尺が短い(豪華さの無駄遣い…)。そしてオトちゃんの(作為的ではないのですが)北風と太陽作戦によってプテラードン覚醒。自分自身の危機ではなく大切な人の危機で封印(文字どおり殻)を破るというヒーローチックな展開は燃えました。その後の巨大戦もかっこよかったので本当に卵状態のプテラードン争奪戦だけで1話作って欲しかった。ワイズルー様もウイングが好きなようですしね(笑)。
最後にフェアリーマイナソーはパッと見「使徒っぽいな」と思ったのですが、言われてみれば円盤生物的でもありますね。
ではまた。
プテラードンについては、この回の次も含めてという部分が多々ありましたので、良しとしてますが、この回でホントに勿体ないのはマイナソーの能力なんですよね。もっと意外性を追求して笑いをとって欲しかったですね。
フェアリーマイナソー、たしかに使徒っぽいですね。私はエヴァを初回で挫折したので(笑)、円盤生物にまで遡ってしまいました。