安定の坂本節! アイドル系ゲストを撮らせたら抜群といった感じですね。
私が常々懸念していたテンポについても、坂本監督のスピーディな詰め込み作風によって、ほとんど解決してしまいました。今シーズンのケイオティックなファンタジー要素は、ここまで矢継ぎ早でないと魅力の真髄に到達できないのかと、やや不安にもなりましたが…。
コカトリスマイナソー
今回は倒されず、次回にも登場する運びとなりましたが、奇声を発してそれを聞いた者たちを気絶させるという能力を持ち、巨大化後は太陽を背にして奇襲をかけるなど、なかなかタクティカルなマイナソーです。
ただ、今回のハイライトである「子供たちがドルイドンの盾となる」トピックにはあまり関与しておらず、やはりマイナソーが物語のメインを形成するのは難しいということを露呈していたようにも思います。
コカトリスとしてのデザインは原典に割と忠実な感じで好印象。「ジュウレンジャー」にもドーラコカトリスが居ましたが、そちらよりも恐ろしいルックスに仕上げ、差別化しているのはさすがですね。
ワイズルー
新幹部はより饒舌でより派手な言動をするワイズルー。自己顕示欲が強いので、地獄大使のような魅力がありますね(例えが古すぎますけど…)。
CVは緑川光さん。主役級を多く担当された、いわゆるヒーローボイスなのですが、悪役もメチャ巧く、今回もエキセントリックな芝居で魅せてくれますね。
催眠術で人間を操り、数々の惑星で奴隷化してきたという設定が悪辣。その設定をセリフで語るだけでなく、今回はカルデナ&フィータ姉妹の登場によってバックボーンが強化され、ドラマに絡ませる辺りはさすがといったところでしょう。
カルデナ&フィータ
カルデナ役の田中れいなさんは、私がギリギリ認識している元モー娘。です(笑)。勿論、ルパンイエローのことは存じておりましたが、実際にメンバー全員の名前が認識できていたのは、田中れいなさんの頃までです。
フィータ役の小林れいさんについては、アイドル界隈に疎いが故に存じ上げませんでしたが、長身なクールビューティという印象です。どちらかというと田中れいなさんの方が妹っぽいキャラですけど、結構年が離れているんですよね!
歌を披露するシーンもありましたが、このあたりの慣れ方はさすがです。今回は姉メインでしたが、王女っぽい尊大な態度と妹を思う健気さのギャップが素晴らしい。このくだりが、(騎士としての)メルトと(弟思いの)バンバを真っ先に動かすきっかけになっているのも、実に巧いですね。
人は裏切る
バンバの言です。やはり過去に何かあったようですね。もう少し前フリが早ければ、彼の行動に厚みが加わっていたのになぁ…と。
トワは完全にコウたちと合流したい派なので、そんなバンバにいちいちツッコみを入れるのが可笑しくて良い感じです。
アクション!
坂本班だけあって、素面アクションがバンバン出てきます。序盤ということもあって、スタンドインは多めだったように思いますが、それでも結構キャスト陣を動かしてましたね。中でもコウが最もアクションのポテンシャルを感じさせる動きでした。今後が非常に楽しみです。パウダーを仕込んで打撃と共に煙が上がるのも坂本作品の愛すべき定番ですね。
驚きのシーンとしては、子供たちがリュウソウジャーに攻撃するシーンでしょう。昔もこのようなシチュエーションは沢山ありましたが、子供たちが直接アクションを展開して攻撃するなどということは一部を除いてありませんでした。なので今回の子供たちのアクションのキレは衝撃でしたね。どうやら普段からちゃんとアクションの稽古を受けているキッズたちだったようで、ここから将来のアクションスターが誕生するかもと思うと、感慨深いものがあります。
ちゃんと映像作品に出演させて(現場を踏ませて)スキルアップを図るあたり、坂本監督の長期的なプランニングが感じられます。
巨大戦では、ウルトラシリーズで培った手法が随所に導入されていました。両者を下から撮る「ウルトラマンレオ・カット」。坂本監督のお気に入りなので、多数の作品に登場します。アオリで撮って一挙手一投足ごとに土石が舞い上がるのも定番の手法で、一瞬ウルトラを見ているのかと(笑)。ミニチュアステージをロングで撮って実景と合成するカットもそうですね。
喋るティラ
ティラミーゴが言葉を覚えて喋るようになりました。片言を装いながら、メルトをおちょくりまくるなど、知性の高さが伺えます。喋るキャラが増えれば、それだけドラマで自由に動かせる駒が増えるということなので、とても良い判断だと思いました。
疑うメルト
カルデナが「騎士竜」という言葉を発したことから、何か裏があるのではないかと疑い始めるメルト。ようやく叡智の騎士らしい感覚が生きてきましたね。
次回
このメルトの「引き」は良い印象でした。「キャスティング的に」疑う余地が少ない姉妹ながら、100%疑惑を否定できないところに持っていくあたり、見事だと思います。
改元後第一弾となる次回、楽しみですね。
先週の予告をしっかりと見ていなかった(汗)ため、放送を見て田中れいなさんにビックリしてしまいました。恥
私はモーニング娘。は5期までなので現役時代はほぼ知らないのですが、後年風の噂で「高橋愛とのデュエットが凄い!」と聞いて観たネット動画に感銘を受けた覚えがあります。
今回出演の子供たちですが、以前JAEには育成部がある、と聞いたことがあったのですがHPを見ても、養成部としかなく、対象年齢も15歳~ということで、今回の子役たちはどこで見つけてきたのでしょうか?と不思議です。とはいえ管理人さんが言う通り、未来のアクションスターが俳優、スーツアクターを問わずに出てきてくれたら嬉しい限りです!そのころ私はいくつなんだろう・・・汗
モー娘。の世代で何となく世代が分かる感じが、「国民的アイドル」と呼ばれたりする所以ではありますね〜(笑)。
今回の子供たちは、JAEではなく、坂本監督のアクション教室の生徒さんっぽい感じでしたね。昔のJACのような、いわゆるアクションスターがプロモーションの関係もあってか、最近はあまり話題にならない雰囲気なので、底上げによってまた盛り上がってくれると嬉しいですね。
リュウソウジャーは女性が一人という事もあって、明らかにヒロインの活躍度が低いのですが、今回はカルデナ&フィータが登場した事でなかなかいい感じでしたね。
力こそ正義っぽいタンクジョウ退場後の新幹部(?)ワイズルーですが、よくしゃべるあたり頭脳派といっても小悪党っぽい感じがします。
今回の話とは関係なのですが、昭和に秘密戦隊ゴレンジャーで始まった戦隊シリーズも平成(ライブマンの途中~ターボレンジャー)に移り、次週からは令和と3つ目の元号となりましたね。
正直、こんなに続くとは思ってもいませんでしたが(汗)そのうち平成戦隊VS令和戦隊の映画をやるかも(いや、東映の事ですから必ずやるでしょうね)
そうしたら平成戦隊を率いるのは、やはりキャプテン・マーべラスしかいないですか(笑)
出来れば海城剛(個人的には新命明にお願いしたいですが)率いる昭和戦隊との三つ巴を(おいおい)
でも、もし実現したとして、その頃自分はいくつなんだろう・・・汗
それではまた
アスナの活躍回がなかなか訪れませんね。1人体勢だと、結構初回に近い序盤に印象的なエピソードが配されたりしますが、何故かそれもなく…。
ワイズルーは仰るとおり小悪党タイプですね。饒舌なキャラはストーリーも巧く回してくれる気がするので、歓迎ではあります。
平成 VS 令和は、戦隊だと連続性が高すぎてなかなか難しいでしょうね。Official Mookも20世紀と21世紀で分けてますし。令和も10年くらいあっという間に過ぎるんでしょうねぇ。やれやれです(笑)。
あまり気にしていなかったのですが、坂本F監督回だったんですね。アクションの多さに納得です。
子役たちにもアクションをやらせるのが監督らしいというか。しかし、見事なアクションでしたね。ほんと、あの中から将来のヒーローが生まれるのではないかと期待してしまいます。有名俳優が、無名時代に特撮に出演していたというのは、よくある話ですし。
今さらなんですが、基本、二話完結のフォーマットなのでしょうかね?前回は最初の山場としての前後編かと思っていたのですが。バンバの言動も合わせて、いやな予感しかしない、良い引きでした。
改元とはちょっと違うのですが、毎年行われているスーパー戦隊魂ライブの東京会場は、二日間行われ、一日目が「20世紀編」、二日目が「21世紀編」と、類を見ない構成となっています。いずれは「昭和編」「平成編」「令和編」と3DAYSになる日が来るのかもしれません。そのころ、俺はいくつなんだろう・・・汗。
坂本監督は、昔の小林義明監督並みに作風が個性的になってきましたね。色々意見はあるようですが、私は70年代リスペクトな感覚が大好きです。
子供たちのアクションは素晴らしいもので、昔JACに入りたかった(笑)私にとっては羨ましい光景でしたね。良いものを見させて頂いた感じです。
今のところ二話完結のフォーマットに近い感じですけど、どうなんでしょう? 戦隊だとちょっとだれ気味になる気もするので、色々試行錯誤しているような感もありますね。
天地人さんのレスにも書きましたが、昭和、平成、令和という区分って結構難しそうです。平成はライブマンとターボレンジャー辺りで区切られている印象がかなり薄いですし、リュウソウジャーが令和初戦隊という売り方を全くしていないですし…。さて、どうなることやら!?