前回まででとりあえずノエルの件が決着したということもあり、今回はなんだかよく分からないシュールなコメディ回に。クリスマス編は総集編になったりすることも多いですが、敢えてここまで常軌を逸したエピソードを持ってくるあたり、なかなか挑戦的でありつつ、クリスマスという時期に相応しい雰囲気だったと思います。
ただし、ザミーゴ周りの件は静かに、そして重い雰囲気で進行中。主に圭一郎がその語り部となることで、よりその重大性が強調されています。
サモーン・シャケキスタンチン
「クリスマスに鮭を」という運動を展開するギャングラー怪人。もっとも、その手段は強引かつ暴力的。ルパンコレクションで増幅された嗅覚を駆使して、チキン料理あるいは鶏肉そのものを街のあらゆる場所から撤去し、代わりに鮭を食べさせたり置いたりするという暴挙を展開します。
古の特撮ドラマではお馴染み、「悪の草の根運動」という言葉があるとすれば、今回は正にそれそのもの。しかしながら、ドグラニオに対するアレコレは皆無であり、あくまで個人的な趣味に走っているあたり、ギャップの可笑しさよりもキャラクター的な可笑しさを狙っていると言えます。
そしてデザインが素晴らしい。特にイクラのパーツの質感、それが攻撃でポロポロ落ちる描写が素晴らしい。鮭の怪人ってあまり居ないので、新鮮味がありますよね。
いい人・咲也
今回も初美花に「いい人」と評される咲也(少し「進展」を匂わせてはいましたが)。以前関わった幼稚園が登場し、クリスマスパーティのお膳立てを約束するくだりでは、後先(そもそも書き入れ時に透真がOKするか分からない)をあまり考えないところや、子供に相変わらず懐かれるところなどが遺憾なく発揮され、いかにも咲也らしい感が満載。市民に寄り添う警察官という理想像を、彼なりに追求しているのが実にいいですね。
サモーンによってチキンが手に入らなくなったと知り、魁利を思いっきり巻き込んで奔走するのも、また彼らしさ全開で、さすがの魁利も今回は咲也のペースには逆らえない様子でした。こうした描写も、快盗と警察の接近ぶりをちゃんと示していて、エピローグで圭一郎が見せる驚愕をより際立たせています。
惜しむらくは、つかさのサンタ姿があまりクローズアップされなかったことでしょうか。あ、咲也関係ないですな(笑)。
いい人・ノエル
前回までに色々あったことをすっかり忘れている感のあるノエル。自分の名前がクリスマスそのものだということをアピールしつつもスルーされたり、ケーキ(ブッシュドノエル)やチキンをわざわざパリまで取りに行ったり、完全にコメディを下支えする役目に徹していました。
「良かったね、ノエル」と 若干引き気味で拍手したくなりました(笑)。
後輩・透真
今回、囮となるチキンを調理する役割を任された透真。市民としての透真を絶対に守ると約束する咲也を、「先輩」と読んで信頼するところが、なかなかに熱い! もちろん、これが「レオタードの話」に由来することは説明不要。
幼稚園しかり、以前のエピソードを小ネタとして持ってくるのは、ファンにとっても嬉しいですね。
戦闘シーンがネタ化
鮭チャーハンに氷頭なます。調理素材とスーツアクション素材が見事に合成された戦闘シーン…と書いていてよく分からなくなって来ますが、それでも随分手間のかかったコミカルな戦闘描写でした。凄まじい悪ノリ感が炸裂していましたね。
そして圭一郎は…
圭一郎もパーティにガッツリ参加して、その弄られキャラぶりを発揮して欲しかったところですが、今回はあくまでシリアス一筋でした。こういうところも圭一郎ならではですよね。ここのところ特に。
行方不明者リストをしらみつぶしに探るという、気の遠くなるような作業を地道に行う描写がすこぶる似合うのも、圭一郎ならでは。ストーリーの大きな転換点たるを司るのは、やはり圭一郎でなくてはならないということなのでしょう。
以前晴れた疑念が、再び魁利たちに向けられます。さて、年明け早々どうなるか楽しみなような恐ろしいような…。
閃烈の銀狼
今回のルパンコレクションは、Gブレスフォンでしたね。ガオシルバーの変身アイテムです。歴代変身アイテムの中でも、抜きん出て可愛いデザインだと個人的には思います(笑)。
次回
今回に続き、またシュールな展開になりそうですね。新年の景気づけに相応しい回になるものと期待しています。
というわけで、今年もありがとうございました。12/30はお休みで、年明けより放映開始だそうですので、私も年末はゆっくりプラモでも作ろうかと思います。寒くなりそうですが…。
では、来年もよろしくお願いいたします。
コメディタッチな戦闘と圭一郎のシリアスのギャップに目がいきがちですが、
風刺と日本におけるクリスマスというイベントへの皮肉が入ってるストーリーだと感じました。
バレンタイン=チョコという面でもそうですが、日本の企業やマスコミが作り出したイメージにさくややノエルが熱くなって熱弁してるあたり、さくや役の人は来年ケン○ッキーのCMが入りそうですww
反対にカイリはそんなの関係なく鮭を旨いと評価。
世間やマスコミによって作り出させれてるイメージと現実のギャップを描いてるなと思います。
またギャングラーのシャケハラスメントというのが、案外笑えなかったりしました。世間が作り出したイメージを壊そうとするのはともかく、それを強制しようとする人たちは実際にいたりしますから。
私事ではありますが、明後日は職場の忘年会で焼肉にいきますが、「米ハラスメント」が待ってます。好きですので特に問題はありませんがww
ちなみに自分の実家ではすき焼きと寿司でした。北海道なのでチャンチャン焼きはたまに実家で作ってたりしましたが、美味しいですよw
確かにクリスマスへの皮肉が巧い具合に入っていましたね。それだけにフランス育ち(?)のノエルが日本のクリスマスイメージを熱弁する可笑しさが…。
私も鮭に対する魁利の素直な感想が好感触でした。食べたくなりましたよね(笑)。
ゆうきさん北海道でしたか。私は本州西の端なので、ちゃんちゃん焼きにあまり縁がないのですが、実に美味しそうですね!
すみません、重複コメントは削除させて頂きました。
いよいよ次の戦隊の名称が発表されましたね。
今回が異色だっただけに、本流に戻った気もしますが、作品的にはこのルパパトの方が原点回帰なところもありますね。
まあ、今はこの作品のラストまで見届けたいと思います・・・が、今回はぶっ飛んでましたね(笑)
なあか、不思議シリーズを見てるような気分にもさせられましたが、怪人の造形が素晴らしいです。
自分もイクラのパーツが落ちるところは、オーッってなりました。
ただ、前にも書きましたが、デストラ退場後の出てくるギャングラーが酷すぎますね(ホメ言葉)まるでゴレンジャーからゴレンジャーごっこに変わってしまったような(おいおい)
ただ、ギャグだけで終わらないのが、最近の年末最後の戦隊というか、今回も次回に向けて圭一郎の動向が楽しみになってきましたね。
今回で戦隊も今年は終わりですが、皆様の来年がいい年でありますように。
それではまた
この時期になると次のシーズンの話題が出て来て、寂しくなりはじめますね。正直、また恐竜かという思いはありますけど、「のび太と竜の騎士」を思い出してちょっとワクワクするところもあります(笑)。
今回は不思議コメディの系譜ですよね。ゴレンジャーごっことは、これまたマニアックなものをご存知で…。
それでは、よいお年をお迎え下さい。
「一日で二度もフランスに行くとは思わなかったよ」
こ っ ち も だ よ!職権乱用(?)かい!
終始ツッコミどころしかない話で、実に楽しませてもらいました。特にノエルは前回までが何だったのかと思えるほどはっちゃけていましたね。ある意味胸のつかえがとれたから、と解釈できなくもないんですが。
ちなみに26日の我が家の夕食は鮭でした。ついでに細かいことを言うと、本家のクリスマスはチキンではなく、ターキー(七面鳥)らしいです。日本では身近なチキンになってしまっているんですね。
今回の鮭や前回のタツノオトシゴのように、ルパパトでは、過去にないようなモチーフの怪人が多いですよね。シリーズ40作を越えても、まだまだ挑戦的な戦隊には脱帽です。全然関係ないんですが、ギャバンの最初のモンスターがシャコモンスターで、「シャコ」ってなに?と、子供のころはずっと疑問でした。
さてさて新年に向けて次回作「リュウソウジャー」が発表されたり、「スーパー戦隊最強バトル」など、いきなり公式発表が相次ぎました。意外にも初である「騎士」モチーフや、だれでも一度は考えたことがあるであろうドリーム戦隊が現実になるなど、攻めの姿勢はまったくゆるむことがないですね。
などとワクワクするニュースと同時に、ベテラン悪役俳優であった石橋雅史さんの訃報も流れてきました。ちょうど管理人さんとは悪役のことで盛り上がっていた直後だったので、衝撃でした。謹んでご冥福をお祈りいたします。
なんか、微妙な締めになってしまいましたが、今年もお世話になりました。みなさん、どうぞ良いお年を。
ノエルの弾けっぷりは、見ていて救われた気分でもありましたが、何にも引き摺っていないあたりが、ちょっと昭和っぽくも(笑)。
七面鳥がチキンになったのは、やっぱり入手し易いという面と多分に企業戦略に影響されたという面があるようですね。そして、ぶっちゃけ鮭より安価なんですよね…。
シャコモンスターですが、直後のガマラモンスターも含めて、モチーフ(ネーミング)は後付けっぽいですね。最近、王手回転寿司ではシャコを見なくなりましたが…(逆にサーモン系のメニューは増加の一途ですな・笑)。
石橋雅史師は、物凄く好きな俳優さんなので非常に残念です。ほんの先日まで道場で鍛錬されていたということなので驚きました。個人的にはヘッダー指揮官がベストで、次点がカー将軍です。
今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
今回は、ゆるーい感じで見ていられましたね。笑
イベントに対する咲也のああいう熱いところは大好きです。実際そばにいると、うっとおしいと思ってしまうのでしょうが。
それに感化されてしまった(ように見える)透真の「先輩」は愛情たっぷりに聞こえました。
さて、世間を賑わす不思議なワード「スーパー戦隊最強バトル」とか「選抜戦隊」とか・・・
えっ、えっ、なんて?と、言ってしまいそうなドキドキワクワク感ですが、ぜーったいに揃えられない「テレビによく出ている俳優戦隊」が見たいです。
松坂桃李/シンケンレッド
千葉雄大/ゴセイレッド
志尊淳/トッキュウ1号
山田裕貴/ゴーカイブルー
山谷花純/モモニンジャー
・・・誰がこの5人のスケジュールをまとめて抑えられるのでしょうか???
と、最後まで妄想癖の抜けない白秋でした。
皆様、今年は色々とお世話になりました。
ルパパト、最終回まで頑張ってコメントさせていただきたいと思います。
それでは、良いお年を。
緩さもここまで徹底されると逆にソワソワさせられるという…。キャラ配置も絶妙でしたし、何気に完成度は高いんですよね。
私も咲也にグイグイ来られると引いてしまうかなぁと思います(笑)。あんな感じにイベントに対する情熱を持つ人って、割と居ますよね。
新戦隊までの数週を選抜戦隊で埋めるというのは、なかなか大胆な試みですね。妄想された「テレビによく出ている俳優戦隊」は私も見たいです!
私の妄想は「中の人が一緒で大混乱戦隊」で、アオレンジャー、ビッグワン、バトルケニア、デンジブルー、ゴーグルブラック、ダイナブラック、チェンジペガサス、ドラゴンレンジャー、ニンジャレッド、黒騎士ヒュウガ…etc.
すみませんくだらない妄想で…。
来年もコメントの方、よろしくお願いいたします。
では、よいお年をお迎え下さい。