年末も近付き、急展開を見せる一編。これぞクライマックスへの助走と言った雰囲気です。
ノエルの謎がさらに深まり、その「事実」に翻弄される快盗そして警察の機微が丁寧に描写され、警察側に至っては「相棒」の陰謀劇に肉薄する重厚な演出を見せてくれました。
この急展開をお膳立てするのが、東雲悟という人物。配信コンテンツにて旧パトレン2号として登場したキャラクターです。残念ながら私は配信コンテンツを観ていないので詳細は知りませんが、圭一郎たちの同期でありパトレン2号だったという経緯さえ把握しておけば、鑑賞に支障はないようです。
東雲悟
元パトレン2号で現フランス本部所属。国際警察内のスパイを洗い出すために日本へ派遣されたという設定で、文字通り「帰ってきた」わけですが、どうも分かり易く怪しい(笑)。
ノエルを貶めるために暗躍している感が強く、甘い物を食してつかさに指摘されたりと、偽物疑惑が非常に強い。昔のように、いかにも偽物であることを示す分かり易いメイクで登場することはないので、正体が分かるまでソワソワしてしまいますよね。
逆に、偽物ではない確率もあるにはあるので、次回まで答えを急がずに静観するのが吉でしょう。兎にも角にも、このキャラクターの登場によってノエルの真実が暴かれる方向に大きく動いたわけで、偽物であれ本物であれ、圭一郎たちに信頼されている悟という人物の存在があってこそのストーリーテリングなのです。
トカゲイル・ナクシャーク
今回のギャングラー怪人。JAEのおぐらとしひろさんが人間態および声の出演をされました。透真の「どこかで見た気が」というセリフ、あれは楽屋オチということなんでしょうかね。とにかくコミカルな味わいを完璧に表現されていて素晴らしかったですね。
全体的に重苦しいストーリーが展開していくので、緩衝材と言いましょうか、完全にギャグ担当でした。正直者という珍妙な性格設定を与えられたことで、ストーリー中の難解な部分を説明する役割も担っています。
一方でノエルから今回のコレクションを譲り受けるという、重要な役回りも。これが決定打となってノエルへの疑惑が一気に深まるわけですから、単なる捨て駒ではないことが分かります。
本来の能力自体は大したこともなく、巨大戦では「荒れた」ルパンレンジャーによって叩きのめされて退場となりました。荒々しいバトルは、今回の個性的なカット割りも相俟って非常にテンションの高いものになりました。多くの制約から理性的な展開になりがちな巨大戦を、あそこまで感情的に表現したのは一つの快挙と言って良いでしょう。
ノエルの謎
ノエルは人間ではない。
これが今回明らかになった謎です。謎というか、答えがまた謎になった感覚。具体的なところは次回明らかになるとして、かなり衝撃的な「事実」であったことは間違いありません。
私の予想としては、アルセーヌに恩のあるギャングラーのはぐれ者、ルパンコレクションが創り出した生命体、ルパンコレクションそのものといったところですが、まあ私のような者が思い付くものはどれもインパクトに欠けるわけでして(笑)。素直に次回を待つことにしましょう。
ところで、ノエルが登場当初に纏っていた胡散臭さは、ここのところほぼ払拭されていました。胡散臭さの由来が彼の「正体」であるという図式は、現在ほとんど成立しないものとなっています。それを逆手に取って、魁利や圭一郎がにわかに「事実」を受容できないというシーンを創り出しており、これがまた素晴らしい効果を生んでいました。ちゃんと彼らの間には信頼関係が構築出来ていたわけですね。
従って、余計に各人の苦悩が高まり、冷徹に追跡する「部外者」たる悟の存在が、より部外者感を強めています。この説明無用のポジショニングが絶妙で見応えあるものとなりました。
追跡される側のノエルは、元木さんの優れた身体能力で正に「人間ではない」動きを実現しており、パルクールの素晴らしさを見せつけていました。当初はそれらしい動きを披露していたノエルでしたが、残念ながらあまりフィーチュアされることがなく、今回ようやく長尺での披露が叶いましたね。
さあ、これでノエルの「目的」がさらに深い謎へと変化しました。この件は何となく今年中に決着が付きそうですが、できればハッピーエンド(まだエンドじゃないですが)に帰結して欲しいですね。
スーパーファイブボール
今回のルパンコレクションはスーパーファイブボールでした。エンブレム部分がファイブレッドのマスクになってますね。公式サイトにはそれらしいヒントが記載されていない(「先制攻撃」の「先制」が「先生」を意味している???)ので、形状を思いだしたもの勝ちです。
次回
当然ながら今回直結の続編です。ノエルの今後は? 魁利や圭一郎たちとの信頼関係は? そして悟の正体は??
色々気になって待ち遠しいですね!
別のサイトの感想見ましたが
「どこかで見たことがある」の意味がかなりえげつないものでした。
ここで詳細書くのは控えておきますが、
とりあえず自分の予想が外れてほしいと思います。
次回の予告での圭一郎とつかさの
ギャングラー・・
許さん・・
の迫力がこれまでとは桁違いで、単にギャングラー個人や行為に対してというよりも「ギャングラー」という存在への憤りなのかなと思います。
多少強引でも良いから、やはりハッピーエンドになることを願います。
例の「予想」ですが、色々考えると一番ピッタリな説なんですよねぇ…。
なるべく回避して欲しいところですが、どうでしょうか。
ノエルについては、ハッピーエンドを期待したいですね。元々重いものを背負っているキャラクターなので、「救い」が欲しいです。
今回は番組後半で急に思考が停止してしまいました。
番組当初から今までにおいて自分自身の中で消化できていない疑問点として、
VSチェンジャーを国際警察に支給したのは誰?
ヒルトップ管理官がサイクラーとバイカーを輸送している情報をギャングラーはどうやって仕入れたのか?
という2点があります。
番組内容全てを覚えているわけではありませんが、この2点はずっと心に引っ掛かっている疑問点です。
これらに対する回答がすでに示されていたならばスイマセン。
そして今回の内容については、
悟は怪しい。
ノエルは悟に嵌められた?
じゃあ、トカゲイルに渡したルパンコレクションはどうやって手に入れた?
といった疑問点があります。
クリスマス前なのでハッピーエンドになってほしいと思います。
うん。大人しく次週を待ちましょう。笑
私もその辺のポイントについては疑問ですね。ただ、今シーズンは割と伏線や謎に対する姿勢が丁寧なので、ちゃんと説明されるのではないかと期待してます。
大人しく次回を待つしかないのですが、色々予想してしまいますね(笑)。
視聴者目線で見ると、明らかに悟のほうが怪しいのですが、圭一郎やつかさにとって、彼は無条件に信じてしまう存在なんですよね。
ノエルの正体については、ゴーシュがわざわざ「血を引いている」と言っていたので、自分としてはアルセーヌの子孫なのでは?と思っています。
ゆうきさんもちょっと書いていますが、透真の「見覚えがある」という点については、実は番組開始当初から、ある予想がネットや某ラジオ等でささやかれてまして、もしかするとその予想が正解だったのではないか・・・と個人的には思っているのですが果たして・・・。
それにしても、追加戦士が人間じゃないなんて、珍しい話じゃないという反応が多くて笑ってしまいました(笑いごとじゃない)。
悟が旧知の仲で信頼されているという点が、視聴者目線と劇中目線とでギャップを生じていて、リアリティが感じられますね。
ノエルとアルセーヌとの関係は大いに気になるところですね! そして例の予想についても非常に気になるので、やっぱりソワソワします…。
追加戦士の素性は、王道でないことを目指しているのでバラエティに富んでますよね。人間じゃない(≒レギュラーと種が違う)キャラって、ニンジャマンが最初ですけど、他にあんまり居ないような気も…。
管理人さんや他の皆さんも言ってるとおり、明らかに怪しい東雲悟ですが(笑)ここにエックスがどう関わって来るかでしょうね。
もしかしてヨロイ騎士を追ってスペインから日本に来たとか(それ、ストロンガー 汗)とにかく。今回は謎と疑惑が深まった話となりましたが、多分次週でで解決するんでしょうね。
それにして、ギャングラーの人材不足が(おいっ)
で、彼が元々持っていたルパンコレクションって、一体何だったんでしょうか。
何か忘れ去れているような(おいおい)
それではまた
まあ悟は本物じゃないでしょうね(笑)。ただ、そうなった経緯については全く予想できていないので、気になりますね。
そういえばヨロイ騎士とXライダーの登場シーンは抜群に格好良いですね。というかストロンガーでのライダー集合は何度見てもエキサイティングです。
ギャングラーはデストラ退場によって一気に黄昏組織化してしまったので、今後はゴーシュの出番がもっと増えるのではないかと予想しています。人間態で出て欲しいんですが(笑)。