積みプラ消化! ということで、「フォースの覚醒」当時に盛り上がって買ったBB-8とR2-D2のキットを、「最後のジェダイ」公開の約2ヶ月後に作って完成させました(笑)。
BB-8は、最新三部作のマスコットキャラ的なアストロメク・ドロイドとして登場。無表情なアストロメク・ドロイドが多彩な動きでその感情を表す様は、R2-D2からの伝統芸ですが、BB-8はそこにさらなる「可愛らしさ」を付加して、よりアイドル的な人気を獲得させる意図が垣間見られます。そして、それは概ね成功していると言えるでしょう。
「フォースの覚醒」では、その懸命な姿がユーモラスに描かれましたが、「最後のジェダイ」では、R2-D2と同様に有能なドロイドとしての地位を確立。その活躍振りには目を見張るものがありました。逆にR2-D2の影が薄くなってしまったのは寂しいところですが、それも戦略の内なのでしょう。
当キットは、BB-8単独だとさすがにボリューム不足ということで、R2-D2とセットになっています。しかし、R2-D2は以前別のキットとしてリリースされていて、特に仕様変更もないため、ダブってしまいます。
そこで今回、R2-D2はR4-G9として作ることにしました。R4-G9は「シスの復讐」の中盤以降でオビワンと行動を共にしていたアストロメク・ドロイド。スター・ファイターに頭部だけを出した状態で埋まっているため、全身像は劇中に出てきませんが、設定資料(?)自体は探せば見つかるので、何とか再現を試みました。
「新たなる希望」で「わしはロボットなど持ったことはない」というオビワンの言を、見事に翻した有能なドロイド(笑)。マイナーなのか、立体物が少ないので、こうして完成すると嬉しさもひとしおです。
キットについて
R4-G9(R2-D2)については以前のキットをご覧頂くとして、BB-8について。
球形の胴体と、ドーム状と頭部という、シンプルなシルエットながら、細かいディテールが設定されているBB-8。キットは、これを再現すべくパズルのようなパーツ構成になっていて、これが実に組んでいて楽しいのです。
カメラ周り等、色分け不足な部分はデカールやシールが用意されている為、苦もなく正しいBB-8の立体物が手に入ります。似通ったパーツの組み立てを誤らないよう、ダボの部分がそれぞれ違う形状になっていたり、どこに組むか分かり易いようパーツの表面にダボの形が刻印されていたり、いたれりつくせりな内容。しかもそれらのパーツが隙間なくピタリと合わさる精度で、本当に凄いとしか言い様がありません。
劇中の様々なアクションを再現するための差し替えパーツも豊富に付属しており、正にBB-8立体物の決定版といった趣があります。
塗装について
BB-8、R4-G9共々、ガイアノーツの黒サフ、Ex-ホワイトを基本色としています。BB-8のオレンジはMr.カラーのオレンジそのまま、同じくシルバーもそのままMr.カラーです。R4-G9の頭部のシルバーはMr.カラーのカッパー+シルバーの混色。金色に見える部分はカッパーをそのまま吹いています。
R4-G9はマスキングを要する箇所が多く、時間を取られました。既発の立体物によっては、胴体の特徴的なカラーリングを省略しているものもありましたが、茨の道を選択しました(笑)。結果には大満足です。
トップコートは、ガイアカラーのセミグロスクリアー。少し光沢寄りに仕上がるので、アストロメク・ドロイドにはピッタリです。なお、BB-8はMr.ウェザリングカラー等で少しだけ汚しています。
各部ショット
シンプルで可愛らしいシルエットを持つBB-8。撮影では、胴体と頭部を直接接続するパーツを使用しました。なお、撮影では使用していませんが、特殊な台座が付属しており、それを用いれば頭部と胴体の配置を自由に選択できます。
リアビューと言って良いのか(笑)。とりあえず別角度より。一部のハッチを差し替えて展開状態にすることも可能です。
劇中では、前傾姿勢でコロコロ転がって疾走するシーンが多く見られます。絶妙な角度でディスプレイが可能。
大小のカメラ配置が絶妙なデザイン。この角度、R2-D2のカメラ位置と相似なんですよね。巧いです。
ディスプレイ用のベースが付属。これは1/12シリーズ共通です。
そしてR4-G9。金属感溢れるカラーパターンになっています。基本は、R2-D2のブルーのパーツをカッパーで塗装するのですが、ところどころ異なる部分があり、Web上に点在する画像とにらめっこしながら塗りました。
リアビュー。こちら側は資料が皆無だったので想像で塗っています。
この型は様々なカラーリングのものが登場するので、深追いすると大変なことになりますね(笑)。今回、脚部の金色のコードが何度も折れてしまい、くっ付けるのが大変でした。
勿論、中央の脚も引き出し可能です。劇中ではこういった姿を拝めないのが残念。
台座も勿論付属。プラそのままですが、映り込みで高級感アップ。
架空の揃い踏み(笑)。BB-8の小ささが分かります。
トップ画用にBB-8を底上げして撮影。
キットを仕様通りに組み立てると、本来はこのような2ショットになります。本編でもR2-D2が再起動するシーンでこのようなショットが見られました。
R2-D2とR4-G9比較。塗装パターンがところどころ逆になっていたりします。
我が家のアストロメク・ドロイド。4体も揃うと嬉しくなってしまいますね。
積んでいた1/12シリーズはこれで消化。他にも色々リリースされていますが、結構な値段なので買ってないんですよね。ちなみに、1/6 ヨーダ (1/12 も同梱)は買ってます。果たしていつ作り始めるやら…。