マグマライザーに続いてリリースされたのは、ウルトラ警備隊メカ最後の砦とも言うべきハイドランジャー。まさかハイドランジャーがリリースされるとは思いも寄りませんでしたが、科特隊の潜航艇が発売されたくらいですから、当然と言えば当然なのかも知れません。
さて、ハイドランジャーの活躍は…と考えてもにわかには思いつかない私でありますが、キングジョーの話とノンマルトの話が代表的でしょうか。まあ、ウルトラセブン本編中では、かくもマイナーなメカニックなのですが、「ハイドランジャー」という語感の格好良さが強く印象に残るのもまた確かです。
このハイドランジャーも資料が乏しく、今回も基本的に箱絵のとおりに塗装することになりました。
キットについて
宇宙戦艦ヤマトで、無数の架空艦船キットをリリースしているメカコレだけあって、こちらの完成度も随一。やはり中央に合わせ目が出る構成だったりしますが、このハイドランジャーの場合は、そこまで目立たないようになっています。まあ、気になるので処理はしましたが。
各部のカッチリ具合は素晴らしく、塗装に配慮されたパーツ構成も見事の一言。非常に作りやすいキットだと思います。
カラーリング再現用にデカールも付属します。ただし、側面の白いパーツは絶対に塗装した方が早い上に綺麗に仕上がります。該当のパーツはわざわざ別パーツになっているので、塗り分けは超簡単です。シルバーの部分はデカールでも成形色でもフォローされないため、塗装が必要となります。
塗装について
基本色のブルーは、フタロシアニンブルーとネービーブルーを1:1で混色したものを使用。ホワイトはライトグレーFS36495、赤はモンザレッド、銀はシルバー。すべてMr.カラーです。
あとはスミ入れ、ガイアカラーのクリアブラックでシャドウ吹き。その後、ガイアカラーのセミグロスクリアーでコートしています。
各部ショット
基本的に潜航艇の設定なのですが、見た目は完全に戦艦。ただし、後部には潜水艇としてのディテールを持ちます。このあたりが警備隊メカの特徴である「ハイブリッド」ですね。
後部ノズルの中にはスクリューのモールドが施されていました。劇中での確認が不可能な部分まで再現するハイディテール。
非常に流麗で美しいラインを持っています。スタンドはメカコレフォーマットに準拠。成形色はブルーのパーツと同一ですが、黒く塗装しています。
上から。どことなく魚類を思わせるラインが、潜航艇としての説得力を付加します。
ヤマトっぽい正面パースが似合います(笑)。
リアパースだとなんだか別の物体に見えますが…。警備隊マークのデカールは印刷も良く、スケール感を損ないません。艦橋上部のミサイルは一応着脱可能となっていました。
これで警備隊メカは出揃った…と思っていたら、今度はまさかの「分離状態のホーク1号3機」! こちらも現在進めています。スター・ウォーズのビークルモデルの方は積みまくりです!