押入れを物色していると、10年前にランナーから切り離したまま放置されていた、このプラモを発見。
10年前は、まだエアブラシも使っておらず、合わせ目を消すなどもってのほかな時期でしたから、ランナーからの切り離し方もぞんざいで、パーツ処理の時点でテンションダウン。ペーパーがけも途中で諦めました。
それ以前に、このキット自体がいわくつきのトンデモアイテム。
HGオーラバトラー(HGAB)シリーズは、いわゆる1/144 HGガンプラのフォーマットでオーラバトラーをリリースするというシリーズでした。第一弾のダンバインは、結構良いアイテムだった反面、扱いづらい軟質素材の手首等の謎仕様が存在し、続いて自立出来ないズワァースで「アレッ?」となり、このビルバインで当時のモデラーの心胆を寒からしめました…多分。
というのも、10年前のキットであるという事を差し引いても、ポリキャップの配置のマズさに始まり、そもそも可動部の大部分がABS樹脂でもないプラパーツである事や、ことごとくど真ん中にパーツの合わせ目が来る構成、強度に配慮したのか、ほぼ全てのパーツが挟み込み方式であるのに加え、HGならではの細かい部品の組み合わせが災いして、後ハメ加工すると圧倒的に強度不足になるという、なんともはやな内容なのです。
完成後のプロポーションは、HGを名乗るだけあってとてもカッコいいのですが、手間の割には「まぁこんなもんでしょ」的な、無難なまとまりに終始しているという面もあるかと。
結局、脚部の後ハメ加工には失敗しまして、プラ棒のテンションで保持している状態です(笑)。やれやれ。
塗装はいつもの手法で黒サフの上にベースホワイトでグラデーションパターンを描くという方法。その上に、これまた押入れより発掘したGSIクレオスの「ダンバインカラー」を吹いています。塗料が劣化していて、吹きにくかった事といったら…。
上半身。頭部の合わせ目が消えていないのがバレバレ…。胸部は殆ど透過しないクリアパーツですが、劇中では外から見えない設定だったと思うので、これはこれでアリかと。頭部の白部分が赤みがかっていますが、最後の最後にテンションダウンしまくった状態で、マスキングする気もなくなり、エアブラシの細吹きでお茶を濁した為です。しかしながら、雰囲気的に結果オーライか。なお、首の基部となる棒は長すぎる為、カットしています。
リアビュー。このオーラコンバーターの基部がポロポロ外れてストレス。ウイングキャリバーで位置を調整する必要がなければ、接着してしまっても良いでしょう。ディテールがなく大味なパーツですが、グラデーションがかかると気になりません。
オーラキャノンはこのように前部への展開が可能。しかし、「何故そこにポリキャップ?」な構成の為、簡単には動かせません。なお、このHGABシリーズは、クリアパーツによる羽の表現がなかなか素晴らしいです。
ウイングキャリバーに変形。一応完全変形ですが、手首は外す必要があります。ストレート組みならば、とりあえず問題なく変形出来ると思います。ストレート組みならね…(苦笑)。
ウイングキャリバーのプロポーションも、かなりイケてるのではないでしょうか。この辺り、HGならではと言えるでしょう。
カッコいいですが、二度と変形させる事はないでしょう(笑)。
小サイズながら、簡単なコクピットが再現されており、ショウ・ザマが搭乗しています。キャノピーは開閉式ではなく、取り外し式となります。
いやぁ、実に大変なキットでした。これは二度と作りたくないレベル…。
昔はこういうHGシリーズもあったんですよねぇ。
今出すと良いものが出来そうですよね。
まぁ、値段上がっちゃうでしょうけど。
今はガンプラが出してる種類多いですし、別シリーズを出す余裕は無いんでしょうね、きっと。
オーラバトラーって、プラ素材で造形するのが結構難しいんでしょうね。
「傑作キット」があんまりないように思います。
R3とか、ガンプラ以外のシリーズは詰んでしまってますし、やっぱりガンダム以外の商売はやりにくいんでしょうね。
あ、現在ガンダムAGEよりダンボール戦機が売れてるらしいですが(笑)。
SirMilesさんのテクニックをもってしてもそれだけ苦労されるとは・・・・・・オーラバトラーのHGシリーズも結構そそるものがあったのですけど、買わなくて正解でした。
そういえばビルバイン最終回だけのあのカラーリングの理由も知っていらっしゃる方がいたら教えてほしいですね。
いえいえ、塗装だけはそこそこ綺麗に出来ますが、私の工作レパートリーは、ピンバイスでの穴開けと、カットソーでの切り離し(しかも大雑把)だけですので、まぁこんなものですよ(苦笑)。あのでっかいダイオージャを自在に成形されているもえぱぱさんが羨ましいです。
ダンバインのHGは可動自体もそれ程優秀ではないので、素立ち状態をカッコ良く作ろうと思えば、かえって旧キットの方が楽しいかも知れませんね。
ビルバインの最終編のカラーリングは、ロービジビリティ仕様というヤツで、いわゆる迷彩仕様の戦闘機風味を狙ったものですね。もう本編を忘れてしまったので、どういう経緯だったかはすっかり失念しましたが…。
言い訳大会を自分から晒すとか、ばかなんだね。かわいそうに
ここまでみっともないレビューを参考にしようとしたのも間違いだった。記事消せよ
あなたにどんな安い権限と権利があって、わざわざ人様のブログ記事を消せとか言っているのか存じ上げませんが、状況的にみて貴様が消えて差し上げるべきかと存じます。
そんじゃまた