私、プラモの塗装はベランダでやるので、梅雨時期には滞ってしまうんですが、何とか合間を縫って作りました。
「ザンボット3」に続き、順当に「ダイターン3」が完成。
このキット、ザンボットよりはプロポーションが良く、個々のパーツの再現度もなかなかのもの。説明書の完成写真は試作品を塗装したものなので、絶句モノなのですが、実物はかなりいい感じに組み上がります。
ただし、ヒケはザンボットのキットより酷く、たくさん埋めてたくさん削りました。塗装は胴体部のマスキング地獄以外は、かなり楽な感じでした。
ダイターン3は、サンライズ黎明期ならではの作品というか、作画もあまり安定しておらず、演出もキレていたりモッサリしていたりと、安定しないのですが、個々のエピソードのバラエティ感の高さは、後続作品を見渡しても、あまり例がありません。何度見ても面白い、それがダイターン3だと思います。ザンボットとダイターンが両極端を示しているからこそ、その後の富野作品が自由に(実際はそうでもなかったようですが)振る舞えたような気もしますね。
例によって胴体と四肢、頭部の接続はアルミ線としています。今回は、プラ板を何枚か重ねて直方体を作り、それに手足用のアルミ線を通して「なんちゃって内部フレーム」を作りました。これを胴体内部にガッチリと接着。これにより、かなり工程を短縮出来ました。
腰部のクリアランスは元々いい具合に確保されており、アルミ線接続に替えただけで容易に足を開く事が出来るようになりました。ただし、足首が一軸可動の為、接地が期待出来ないので、ここもアルミ線接続に。ブレード状パーツが干渉するので、超合金魂の処理に倣って、足首をプラ角棒で幅増し、スリットを広げる事で、ブレード状のパーツを斜めにする事が出来るようになりました。
塗装に際しては、今回、ガイアノーツのサーフェイサー・黒を初使用。これにより、サーフェイサーとつや消しブラックの二度吹きが一回で済むようになり、工程短縮に。ただ、私は400番くらいのペーパーでガリガリとやった後、サーフェイサー&スポンジヤスリで傷を消していくのですが、キズ消し自体は普通のサーフェイサーの方がやり易いかもしれません。
真っ黒になった後は、いつものベースホワイトによるグラデーション。赤、青、白、黄、全てガンダムカラーです。淡青はGP01用、濃青はRX-78用。白に近い灰色は明灰白色、少し濃い灰色はエアクラフトグレーとしました。
上半身の造形は惚れ惚れする程。腕部の関節設計は、またもや謎設計ですが、設定通りに塗り分けると、意外と気にならない感じです。
アオリ構図が超カッコイイ!!超合金魂とも充分戦えるレベル!
木型職人さんの出してきたラインが艶めかしいリアビュー。作るにはかなり手間がかかりますけど(その証拠にヒケが残存^^;)、完成させれば味のあるシルエットを堪能出来ます。
正面から。素組よりはやや太腿が長くなっています。脛部はややボリューム不足かも知れません。
上から。首の部分は、段々と私も頭が良くなってきたのか(笑)、手間をかけずに適切なパーツを切り欠く事で、微妙な顎引きを実現してます。
厳密には、インストの完成写真はキットと別モノなので、比較になりませんが、かなり変わっているという雰囲気だけは伝わるかと。色もエラい違うし(笑)。
サンライズ黎明期の無敵富野ロボ二体。こうして見ると、何とも統一感のないシリーズですね、アニメスケールって…(笑)。
アオシマプラモって、最近「評価が不当」という話が出てきたりしてますけど、やっぱり同時代のガンプラと比べると設計がイマイチな処は正直認めざるを得ません。中には突出して出来のいいキットもあったりするんですが、やはり手間の掛かり具合はガンプラの比ではない気がします。子供なら容易に挫折するレベル!
でも、やっぱりアオシマプラモの良さは捨て難い。当時のガンプラより相当「スパロボ体型」してますからね~。
次は同シリーズのイデオンを作ります。
いや~っ、懐かしいですね。
と言ってもリアルタイムではなく、後日レンタルで観たんですけど(汗)
当時はその作画の出来に絶句したもんですけど(おいっ)やっぱりダイターン3は格好いいです、ホント
さりげなく(?)、イデオンを下敷きにして写していたんで、もしやと思ったんですが、イデオンも期待してます。
参考になるかと思って、古本屋でバックナンバーを読み漁ると、ポリパテ削り出しのパーツをアルミ線で繋いで、プラモ化されてないオーラバトラーをフルスクラッチするとか、そんなんばっかしでした。いやあ懐かしい。
イデオンかぁ・・・無知な私はパクトラで塗りましたよ。ええ、フラットレッドを筆で・・・
管理人さんは音楽もなさるんでしたっけ。
私は模型から遠ざかってしまい、最近はもっぱらハンダ鏝を握っています。ネットのご縁で年配の方から、
私と同年同月(基板に「1964,7」とエッチングが!)に販売されたラジオキットを譲っていただきました。
部品の大半が紛失し、回路図もありませんが、当時の半導体をできるだけ集めて製作を進めています。
この時代のゲルマニウム・トランジスタの回路は足がゴチャつく!完成品は工員の方が1本づつ手作業で
ハンダづけされてたのだなぁ・・・名品な訳です。
鈴置さんが逝去なさって何年になりますかね…。
塩沢兼人氏、山田康雄氏、野沢那智氏と、声優さんの訃報はショックが大きいんですが、鈴置さんの訃報の時は特に、時間が止まった感じでしたねぇ…(>_<)
初期の“大河原ライン”が再現されている、素晴らしいプロポーションですね。
RX78と並べると、プロポーションは“まんまやん!”なのがよく分かるというね(^^;
あのぉ、せっかくイデオンを作るんなら、ガレージキットのガンド・ロワを購入頂いて
「みんな、星になってしまぇーっ!」
をジオラマでですねうわなにするやめ