ナイト2000は、先日シーズン4仕様を作りましたが、シーズン4といえば「ナイト2000大改造の末に変形機構を装備!」という事で、スーパー追跡モード、略してSPMも作らねば…という思いが生じて、こちらも即刻入手しました。
普通のカーモデルとはかなり異なり、ギミックあり、細かい外装関係のパーツあり、結構面倒な塗り分けありの、手間のかかるキットでしたが、先日のシーズン4仕様の製作によってポイントをつかんではいたので、概ね順調に進みました。
シャーシやインテリアに関しては殆ど変更ありませんが、外装はほぼ全てが新規造形となっています。パーツ構成に疑問符が付く部分もありますが、全体的によく練られた構成になっていると思います。せり上がったリア部の合わせ目を消しておきたい部分、緊急ブレーキシステム(EBS)のギミック部分に、キャラクタープラモの匂いを感じ取る事が出来、その辺りも楽しめました。
展開した白い部分は、マスキングを要する塗り分けとなり、一つとして別パーツとなっているものはありませんが、概ね直線的なマスクとなるので、それ程困難ではないでしょう。むしろ、光沢仕上げとなる為、マスキングに失敗した部分のリカバリーの難しさときたら…(笑)。筆塗りやガンダムマーカーで誤魔化した部分は多々あります。
今回はさすがに手慣れてきたのか、研ぎ出しに至る塗装の工程にはあまり苦労しませんでした。割と大胆に荒目のペーパーを当てて平滑化を早めるといった技も習得(笑)。早く次に何か作りたい衝動にかられておりますが、お金が…。
今回は外装に関しては黒サフを使用せずに普通のグレーサフとしました。黒はGXウィノーブラック。簡単に深みのある黒になります。白はGXクールホワイト。こちらも平滑面を簡単に出せる白です。クリアコートは今回、ガイアノーツのEX-クリアーを使用。使い勝手はクレオスのGXスーパークリアーと変わらない感じですが、大容量が嬉しいですね。勿論、研ぎ出しには全く苦労しない性能でした。
シャーシとインテリアは黒サフを吹いて、そのままつや消し黒として使用。割と塗膜が強いのでディスプレイモデルならばこれでOK。後は、タンにフラットベースを混ぜて吹いたら完成です。
大好きなスーパー追跡モード。何となく色モノ扱いされているモードですが、いかにも速そうになりました的なハッタリが格好良いです。
リアビュー。車としての機能を無視した数々の変形が燃えます。
フロント。ガバッと二つに割れたフロントが印象的。男の子的には、フェンダーから突き出た小さいウイングが燃えポイント。今回、スキャナーには発光ギミックがないので、100均のラピーテープでデコレート。
サイド。サイドは凹凸が多いので研ぎ出しには苦労しました。サイドから見ると展開した部分が良く分かります。
フリークなスタイリングですが、一気にSFマインドを内包する感じに。
緊急ブレーキシステム(EBS)展開。色々な処でギミックの組み込みに関する失敗談を拝見していましたが、パーツ精度としては良好であり、特に苦労はしませんでした。
EBSをリアビューで。左右に展開するパネルは劇中とはかなり異なりますが、ギミック優先なのでOKとします。
普通に考えると時速700kmでの走行をこのパネルで制動出来るわけはないのですが、当時は有無を言わさぬその説得力に胸躍ったものです。
インパネ等の塗り分けは今回もキッチリやりました。SPM用のデカールが付属していて、シーズン4のものよりも再現度が上がっています。
変形前後を並べて。こうして並べるとやっぱり嬉しさがこみ上げてきます。
LEDによる発光ギミックがないのは残念ですが、ラピーテープは予想以上に成果を上げていると思います。
すごーく見辛いですが、ダイソーのケースに丁度入るので、二つ重ねてご満悦状態。
このSPMが発売された時は、当然コンバーチブル(いわゆるオープンカー)のモデルも出ると思っていたのですが、残念ながら出る様子はありませんね。改造するという手もありますが、資料も乏しいので諦めています。
後はK.A.R.R.が残っていますが、今の処あんまり興味が湧いていません。
それから、前回は「Blu-rayなんて買えないや」みたいな事を言ってますが、実は清水の舞台から飛び降りる気持ちでポチりました(笑)。こちらも楽しみで仕方がありません。