「宇宙刑事シャイダー」は、ギャバン、シャリバンと続いた宇宙刑事シリーズの完結編として制作された、宇宙刑事シリーズ第三弾です。
宇宙刑事シリーズの完結編ということで、ギャバン、シャリバンで展開された大河ドラマが、さらに壮大に展開されると予想していたファンを見事に裏切り、バラエティ溢れる各話の作風を擁した、完成度の高い特撮TVドラマの総決算的な作品となりました。
宇宙刑事シリーズのメインライターである上原正三氏が全話の脚本を手がけ、上原氏の原点とも言える「不思議が日常に忍び寄る」という展開が高密度に配された構成は、往年のTV特撮ファンを唸らせました。また、アニー役の森永奈緒美氏の壮絶なアクションも大変な人気を博しました。
装着変身で登場となったシャイダーは、ギャバンやシャリバンと異なるデザインコンセプトを持ったコンバットスーツを再現するため、可動フィギュアの一部を仕様変更し、スタイルの完成度を追及しています。
やはり、脚部の可動に難があるなどの欠点は同じですが、シャイダーの頭部造形は、ギャバンやシャリバンに比べてそれほど違和感のない再現度を見せています。
付属品は、レーザーブレードの未発光バージョンと発光バージョン、それにビデオビームガンです。ムチ状のレーザーブレード(レーザーウィップ)が付いていれば「文句ナシ」だったのですが、それは贅沢というもの。ついに、3人の宇宙刑事が、同一フォーマットの可動フィギュアで並べられる時が来たのです!
「宇宙刑事シャイダー!」の名乗りを再現。他の2人よりもディテールが多いのですが、細部まで再現されています。
「ショォォォォッ!」の気合と共に空中を自在に駆け抜けるジャンプを再現。脚部の可動制限がたたり、3人の中では最もジャンプポーズの再現に難があるようです。
「ビデオビームガン!」の掛け声と共に、ホルスターより光線銃を抜く。
ビデオビームガンは細部までよく再現されており、モニター部分も塗装があって嬉しい限り。
レーザーブレードを取り出すポーズを再現。シャイダーは腰のベルトからムチ状態のものを引き出します。
ムチ状態のレーザーブレードを、不思議獣に絡めて捕縛。レーザーウィップは付属していないので、ポーズで雰囲気をと思いましたが…。
レーザーブレードにエネルギーを注入する前に、一度振りかぶる。シャイダーは右手でエネルギーを注入します。
「レーザー…」剣の根元から切先に向かってエネルギーを注入。
「ブレード!」剣を持ちかえる動きのカッコ良さがシャイダーの魅力。
エネルギーの充填されたレーザーブレードが、残像を生じながらシャイダーの手で回転する。
レーザーブレードを持ち替え…。
正面に構える。
「シャイダー…」
「ブルーフラァァッシュ!!」
不思議獣を…。
ズバッと横一線に斬り裂く!!
不思議時空の効果が、シャイダーの見得と共に消えていきます。このシーンは、シャリバンと同様にバンクが使用され、効果をあげていました。
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