サンバルカンロボは、1981年~82年に放映された「太陽戦隊サンバルカン」に登場する巨大ロボットです。戦隊シリーズ初の合体ロボとして登場し、当時の子供たちに大きなインパクトを与えました。
現在でもコレクター間で人気のある超合金版の「太陽合体」と、それを格納する巨大空母「ビッグスケール・ジャガーバルカン」は当時大ヒットを飛ばし、戦隊トイの人気を決定付けました。
DX超合金を買えなかったお友達がプラモデルでその渇きを癒したであろうアイテム(ってこればっかりですが)がこの「1/300 サンバルカンロボ」。プラモと侮るなかれ、DX超合金よりも劇中プロップに近いスタイルとディテールを備え、素組でも惚れ惚れする完成度を見せてくれます。勿論合体も劇中のシークェンスを可能な限り再現しています。
巨大戦闘機コズモバルカンと高性能重戦車ブルバルカン。この2機がサンバルカンロボに合体。
コズモバルカン。超合金版は「白い戦闘機」でしたが、劇中では「銀色の戦闘機」。重厚なスタイルを完全再現。
プラモ版の嬉しいところは、やはりこのリアルなランディング・ギア。ちなみに当初は「コスモバルカン」と呼ばれていました。
続いてブルバルカン。超合金版はキャタピラが車輪のみで、変形パターンがやや劇中と異なっていましたが、プラモ版は劇中プロップを忠実に再現しています。前面パネルのディテールがやや省略されています。なお、クレーンは差し替え式。
キャタピラのディテールが感動的。直立型戦車というスタイルが大変珍しく、ブルバルカンはシルエットのみで判別できる稀有なメカの一つです。
「合体! グランドクロス!」の号令とともに、コズモバルカン上昇。
装甲が折りたたまれ、背面を形成。
180度回転。
機体底面が折りたたまれる。
サンバルカンロボ上半身が完成。
続いてブルバルカンが上昇。
キャタピラの変形機構が作動。
キャタピラの前後が折りたたまれる。
折りたたまれたキャタピラが装甲内部に収納される。
左右装甲が変形を開始。
左右装甲が中心に向かって移動。
合体に適した距離に分離する。
合体用ジョイントが出現し、さらにブルバルカン上昇(ジョイントは差し替え式です)。
コズモバルカンと合体。
合体完了により、サンバルカンロボ本体が完成。
「チェンジ! サンバルカンロボ!」の号令と共に、脚部より腕部が射出され、装着される(腕部射出ギミックは、プラモデルでは再現されていません)。
サンバルカンロボ完成。戦地へ着地する。
合体ギミックを持つため、可動部は少なめ。それでも、DX超合金を超える可動部(頭部・肘部)を誇る本体。
フロントビュー。稚拙ながら塗装を施すことで、劇中プロップに近い雰囲気で仕上げられます。
リアビュー。余剰パーツの処理は大胆かつ効果的に行われていました。脚部のディテールに注目。
バルトンファとバルシールドを装備。付属武器の完成度はDX超合金版をはるかに凌駕します。太陽剣も付属していますが、面倒になったので仕上げていません。
後にバイオロボやフラッシュキングなど多くの戦隊ロボに受け継がれる、典型的な戦隊ロボ頭部。
Takeshi
俺、超合金もってたのになぁ。
パンチ部分が最初になくなったのを覚えています。
SirMiles
そうそう。
超合金は、スプリングで発射される部分が最初に無くなるんだよね。
今見ると、超合金版よりもプラモ版の方がディテールが効いてカッコいいかも。