MP-1 マスターピース・コンボイ

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サイバトロン 総司令官 コンボイ
CYBERTRON COMMANDER CONVOY
AUTOBOTS COMMANDER OPTIMUS PRIME (US ORIGINAL)

 バイナルテック登場で狂喜しているところに、突然届けられた、究極のコンボイ。それがマスターピース・コンボイである。

 バイナルテックが目指すカーモードのクォリティとロボットモードのクォリティの両立を持ち込み、より贅沢な素材と設計を用いて究極の司令官を作り上げており、まさに工芸品トランスフォーマーと言える完成度を持つ。

 コンボイというキャラクター自体が、トランスフォーマー・ファンにとってはアイコンであり、これまで初代変形トイとアニメのキャラクターとのギャップに悩まされたり、それを解消すべく無変形のアクションフィギュアが発売されたりと、送り手、受け手双方がコンボイ像を長らく模索してきた背景がある。

 そんなトランスフォーマーに関わる人間の悩みを一気に解消してしまうようなパワーを持ったこのマスターピース・コンボイは、ファンならば必携のアイテムである。サイズや価格帯の問題から、コンテナ部がオミット(ペーパークラフト版コンテナが付属)されてしまったのは残念だが、それすらも気にならないほどの完成度に是非とも酔って頂きたい。

 このマスターピース、是非ともシリーズを続行し、ロディマスコンボイやメガトロン、ガルバトロンのリリースをお願いしたいところだ。

コンボイ 01

 アニメから現実へ! 誰しもが抱くコンボイ司令官のイメージに忠実なスタイリング。

コンボイ 02

 あまりカッコ良くなり過ぎないところが、かえってイメージに合致する特徴的な頭部造形。なお、頭頂のボタンによってマスクが上下に動き、「コンボイ・トーキング」を再現可能。

コンボイ 03

 レーザーライフルは、アニメのイメージに忠実な造形。アニメはもっと長いイメージもあるが、造形的にはジャストフィット。

コンボイ 04

 重量もかなりのものだが、丈夫な関節部によりポーズをしっかり保持できる。指は五本とも独立で可動。武器の保持に充分な可動域を持つ。

コンボイ 05

 両軍が協力体制を採るシーンを再現できる、メガトロンガンが付属。保持のためにグリップ部が伸縮する機構あり。この前傾姿勢でもしっかりポーズを保持できる脚部の可動部にも注目。

コンボイ 06

 メガトロンとの対決で印象的なエナジーアックスを装備。肩の可動ギミックに注目。

コンボイ 07

 腕に通信モジュールを内臓。左腕にバンブル、右腕にスタースクリームが。

コンボイ 08

 肘にはシリンダーを装備。曲げ伸ばしによってシリンダーがリアルに可動。

コンボイ 09

 脚部にもシリンダーを装備。肘同様のリアルな動きを楽しめる。

コンボイ 10

 脚部にテンションを加えると、脛部のエアダクトが開くという驚きのギミックを装備。これには思わず溜息。

コンボイ 11

 胸部にはマトリクスを内臓。「トランスフォーマー・ザ・ムービー」で見られたような開閉ギミックのイメージに近い設計が嬉しい。

コンボイ 12

 マトリクスは、収納状態で発光も可能だ。

コンボイ 13

 マトリクスを取り出し、手に持つことも。「2010」最終回での、英知の開放を再現できる。

コンボイ 14

 トランスフォーム!

コンボイ 15

 腰部を180度回転させ、後ろへ展開。初代トイとは異なり、胸部パネルを開く工程が必須。

コンボイ 16

 胸部下の部分が前輪に変形。マトリクス収納部が回転して、フロント部に変形する。

コンボイ 17

 頭部を収納、胸部ハッチを閉じる。ここから腕の収納にいたるシークェンスは、初代を髣髴とさせる。

コンボイ 18

 カーモード完成。

コンボイ 19

 フロントビュー。初代アニメのオープニングを想起させる重厚なスタイル。

コンボイ 20

 リアパース。このパースで見ると、意外にリアルなトレーラーの外観を持つことがわかる。

コンボイ 21

 フロントグリルがロボットモードと異なるのに注目。各所に配されたリベットやワイパーのモールドがリアリティを高める。サスペンションギミックも搭載しており、トレーラーのミニカーとして見ても、かなりの完成度。