BTA-2 バイナルテック・アスタリスク・サンストリーカー

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  サンストリーカー feat. ダッジ バイパー ミーツ ジュンコ
  SUNSTREAKER feat. DODGE VIPER meets JUNKO
AUTOBOT WARRIOR SUNSTREAKER (US ORIGINAL)  

 BTA第2弾として、アラートと同時発売で登場したのは、ナルシストのイカした戦士サンストリーカー。「ランボルとは兄弟」という設定が、BTA登場によってますます説得力を帯びることとなった。

 BTAの特徴である同スケール・フィギュアは、白神ジュンコというキャラクター。TVアニメ「トランスフォーマー・カーロボット」に登場した、常時赤いスポーツカーでドライブを楽しむジュンコというキャラクターが元になっている。今回は黄色いスポーツカーを駆る(実際は乗っているだけという設定)役柄に。造形としては、及第点レベルだと言えよう。

 このサンストリーカーは、デッドエンドのリペイント。デッドエンド登場時に、頭部がサンストリーカーに酷似していたことから、テストショット時にサンストリーカーという噂が横行した。それは「サンストリーカー用のボディをデストロンが強奪した」というファンレベルの裏設定へと転換されたが、今回ようやくサンストリーカーとして登場することになったわけだ。

 BTAでリペイントによるサンストリーカーの登場が周知されたとき、デッドエンドの頭部がそのままリペイントされることについて、かなりの不安を覚えたが、いざ手にしてみると非常に説得力のあるサンストリーカー顔になっていて驚嘆した。もしかすると、テストショット前後までデッドエンドはサンストリーカーとして企画された一体だったのかも知れない。カラーリングの妙を見せ付けられた瞬間だ。

 本来、バイパー・モデルはパーツの合いが良く、変形もしやすいモデルだったが、アラートと同様、このサンストリーカーも少々パーツ精度が落ちており、カッチリとカーモードをキメるにはかなりの時間と忍耐を要した。個体差かも知れないが、個体差を吸収するだけの遊びが見られないことから、製造レベルで精度の低下があるように思われる。また、フィギュアのライディングに関しても同様の忍耐を必要とし、再び乗せて遊ぼうと思うには相当な時間を経なければならない。

 総じて、BTとしてのロボットモードの完成度は有しているものの、カーモードで見ると厳しい面がまま見られる一体。塗装も気泡の目立つ部分があり、少々残念な印象だ。サンストリーカーの登場は素直に嬉しいのだが…。

サンストリーカー 01

 デッドエンドのリペイントであるが、カラーリングの妙で見事に別キャラクターとして成立している。

サンストリーカー 02

 アニメ版サンストリーカーのイメージが忠実に再現された頭部。しかし、これはデッドエンドのリペイントに過ぎないのだ。デッドエンドがサンストリーカー用のボディを強奪したというストーリーを想起させる。

サンストリーカー 03

 エンジン部が銃に変形。ランボル、デッドエンドのものと同じ。銃の設定は特に存在しない。

サンストリーカー 04

 デッドエンドと同じ可動部。フィギュアとの共演により、スケール感を増幅。

サンストリーカー 05

 トランスフォーム!

サンストリーカー 06

 腕部、頭部がたたまれる。

サンストリーカー 07

 たたまれた腕部がバックパックに覆われる。腰から下が回転し、カーモードのイメージに近づく。

サンストリーカー 08

 脚部の各所が収納される。

サンストリーカー 09

 カーモード完成。

サンストリーカー 10

 流麗なスタイリングを再現したカーモード。デッドエンドと同型ながら、カラーリングによってかなり印象が異なる。

サンストリーカー 11

 ボンネット、ドアが開閉。

サンストリーカー 12

 銃が変形し、エンジン部を形成。残念ながら、エンジン部の取り付け精度にやや難あり。ステアリングは勿論左右連動可動。

サンストリーカー 13

 フィギュアをライディングポーズに組み替えて乗せることが出来る。トップのジョイントを外さないと、とても乗せられないのだが…。

サンストリーカー 14

 リアパース。パーツの合いを慎重に解決しつつ変形させれば、それなりのクォリティを持つカーモードを実現できる。黄色いバイパーも意外とカッコいい。

サンストリーカー 15

 ジュンコ。サイズの割には塗装も破綻がなく、存在感は良。ポージングもなかなか良い。