BTA-1 バイナルテック・アスタリスク・アラート

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  アラート feat. スバル インプレッサWRX ミーツ アイ
  ALERT feat. SUBARU IMPREZA WRX meets AI
AUTOBOT SECURITY DIRECTOR RED ALERT (US ORIGINAL)  

 バイナルテック新ライン「バイナルテック・アスタリスク(以下BTA)」第1弾は、サイバトロンの保安を一手に引き受けるアラート。ストリークのリデコで登場だ。

 BTAの特徴と言えば、何と言っても同スケール・フィギュアの付属である。「来留間アイ」と名付けられた婦警キャラクターは、TVアニメ「トランスフォーマー・カーロボット」に登場したコンピュータナビ「AI(アイ)」が元となったキャラクター。基本的に固定ポーズで、立ちポーズとライディングポーズに組み替えることが出来る。造形的には特に悪くない。

 BTAでは、BTとは異なるイメージを創出すべく、パッケージングがロボットモード・デフォルトになっているなど、クルマよりロボット(つまりキャラクター)を重視したプロデュースが行われている。

 さて、アラートの方だが、インプレッサモデルの完成度を当然そのまま受け継いでおり、ロボットモードはストリークとほぼ同型。カラーリングが秀逸なだけに、アラートの頭部を新造で再現して欲しかったが、BTAは基本的にリペイントという方針がありそう(あくまで推測)なので、とりあえず良しする。

 問題は、コストダウンの影がちらつくこと。黒の塗装パターンが甘く、ビークル時にドアの隙間から白い部分が見えてしまうことや、ストリークではダイキャストだった部品がプラ製になっているなど、気になる箇所が目立つ。

 変形も上半身はインプレッサ・モデルと同程度のクォリティだが、下半身に関しては個体差かも知れないがパーツの精度が悪く、後部ドアがカッチリと閉まるよう調整し難いなど、様々な問題を内包している。

 しかしながら、インプレッサのパトカーが手に入る嬉しさは格別。出来れば、こちらをプロールにしてもらいたかったが…。

アラート 01

 基本的にはストリークのリペイント。しかし、カラーリングの妙で全く違うキャラクターに見える。

アラート 02

 頭部はストリークと同じものをリペイント。アニメ版アラートとは全く異なるが、赤いカラーリングが不思議と同一人物に見せてしまう。

アラート 03

 エンジン部が銃(ライフル)に変形。造形・カラーリング共ストリークのものと同じ。BTAでは詳細な武器設定が存在しない。

アラート 04

 インプレッサ・モデルの可動域を生かして立て膝ポーズも。フィギュアと絡めることにより、スケール感を増幅。

アラート 05

 トランスフォーム!

アラート 06

 前方に倒れこむような姿勢で、ボンネット部が変形。

アラート 07

 腕部が収納され、脚部の変形が開始。

アラート 08

 後部が徐々にたたまれていく。

アラート 09

 カーモード完成。

アラート 10

 ストリークのカーモードを元に、新造リアウイング、パトカーとしての機能を示すパーツが追加されている。埼玉県警に許可を受けたマーキングが秀逸。

アラート 11

 ボンネット、トランク、各ドアが開閉可能。

アラート 12

 銃(ライフル)が変形し、インタークーラー部を形成。ステアリングの左右連動可動もストリークと同様。

アラート 13

 インテリアは、ストリークとほぼ同じ。アイをライディングポーズに組み替えて乗せることができる。

アラート 14

 リアパース。新造ウイングがストリークと印象を異にする。ただし、とかく後部はパーツの合いに問題がある。

アラート 15

 アイ。サイズの割には塗装も破綻がなく、なかなかの存在感。違反常習者レポートにはコンボイが…。