BT-05 バイナルテック・デッドエンド

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デストロン 兵士 デッドエンド feat. ダッジ バイパー コンペティションクーペ
DESTRON SOLDIER DEAD END feat. DODGE VIPER COMPETITION COUPE
STUNTICON SOLDIER DEAD END (US ORIGINAL)

 デストロン初のバイナルテックとなったデッドエンドは、旧作ではスタントロン部隊という合体兵士軍団の一員であり、そのスタントロン部隊はすべて自動車によって構成される。しかも、旧作アニメにおけるスタントロン部隊のオリジンは、盗難車にTFの生命を移植して誕生したというものであり、バイナルテックのコンセプトによく似ていると言えよう。

 BTデッドエンドのストーリーには、「旧作アニメに登場したドクター・アーカビルが関与」というものが語られており、ファンとしては嬉しい展開。他にも「開発中の機体を流用」「地球攻撃指揮官スタースクリーム」など興味深い記述が随所に見られ、付属のブックレットは必読である。

 さて肝心の本体であるが、ランボルをベースとしたリデコとは単純に呼べないものとなっている。特にカーモードはドア部分以外が殆ど新造形であり、ランボルのカーモードと並べると別物である。一方のロボットモードも胸部と頭部の違いによって別キャラクターを創出することに成功している。

 旧作ファンとしては、旧デッドエンドのイメージとあまりに違う出で立ちに戸惑いもあるのだが、前述の「開発中の機体を流用」というストーリーに則れば、頭部の形状から見てこれはサイバトロン戦士「サンストリーカー」のボディであった可能性が高く、バイナルテックの深さを感じることができる逸品だ。

デッドエンド 01

 ランボルのリデコでありながら、別物とも呼べる上半身の造形。カラーリングはまさにデストロンを想起させる。

デッドエンド 02

 頭部はサイバトロン戦士「サンストリーカー」似。元々がサンストリーカーのために開発されたのでは、という想像をすることができる。ちなみにサンストリーカーは旧ランボルと同種のカーモードを有していた。

デッドエンド 03

 シリンダーブロックが変形し、銃(コンプレッサーエアガン)となる。

デッドエンド 04

 ランボルと同じ可動部を持つ。腕部の豊富な可動部と、接地の容易な脚部が特徴。

デッドエンド 05

 トランスフォーム!

デッドエンド 06

 胸部が上がり、腕部を折りたたむ。

デッドエンド 07

 腰が回転、背部装甲に腕部が収納されていく。

デッドエンド 08

 車の後部が形成され、前部が収納を待つ。

デッドエンド 09

 カーモード完成。

デッドエンド 10

 コンペティションクーペのマッシヴなデザインを忠実に再現したカーモード。エアロパーツがランボルとの差別化を演出。

デッドエンド 11

 ボンネット、両ドアが開閉。

デッドエンド 12

 銃(コンプレッサーエアガン)が変形し、エンジン部を形成。ステアリングの左右連動可動も健在。

デッドエンド 13

 内装もリアルに再現。ステアリングホイールとミッションレバーの銀色がアクセント。

デッドエンド 14

 リアパース。ローダウン気味のセッティングを感じさせるパーツ構成が見事。