最終幕「侍戦隊永遠」

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 はい。総数86枚のキャプ画でお送りする最終幕解説。

 怒濤のバトルと静かなエピローグのコントラストを、なるべくプレーンなままお伝えする事を、心がけました。


 丈瑠の父親については謎のまま終わってしまいましたが、いわゆる「読後感」の中では、それが謎のままでも良かろうと。そんな素晴らしい最終回でした。

 血祭ドウコクとのパワーバランスも、最後の最後まで素晴らしく、矛盾ない完璧な構成だったと思います。


 では、どうぞ!

第四十八幕「最後大決戦」

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 遂に、最終回の1話前となりました。


 薄皮太夫の最期、薫による封印の文字の使用、十九代目当主誕生...。とにかく怒濤の展開ですが、悲壮感はあまりなく、ユーモラスな要素も交えつつ、爽やかにまとめられているのが凄いところ。


 とにかく、早いとこ本編の方に移ります。詳しくは、全て本編紹介の中で!

第四十七幕「絆」

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 丈瑠と十臓の決着、丈瑠と「仲間」の絆の確認、源太による薫の評価などなど。

 静かに色々な物事が推移していく雰囲気なのですが、血祭ドウコクとの最終決戦に向けて、一気に物語の糸をまとめ、それぞれを見応えある決着としています。


 今回のメインとして描かれるのは、勿論丈瑠と十臓の決着。以前繰り広げられた一騎打ちでも、十臓は丈瑠に敗れており、丈瑠の実力が十臓の実力を上回っているのは確たるものとされました。しかし、以前の一騎打ちの結果が、裏正を折られるという象徴的な描写になっていたのに対し、今回は、復活したその裏正に、正に「足元をとられる」という結果を提示しており、必ずしも丈瑠の実力だけの勝利でないところが素晴らしいのです。

 もし、裏正が十臓を止めなかったら、もし、茉子達の叫びが丈瑠に届かなかったら、丈瑠は十臓の思惑通りに外道に堕ち、十臓の欲望に引き摺られるまま、「なかなか死ねない身体」になって永劫の斬り合いに巻かれていったかも知れません。

 丈瑠の「勝利」は、人の絆を信じる人々によってもたらされた...というのが、今回のテーマだったように思います。


 また、十臓も「実は嘘をついていた」ように見えます。心の奥底まで外道に染まっていた十臓にとって、十臓を止めようとするも、裏正に化身させられた妻こそが、嘘のほころびだったのでは。厭世感にとらわれた十臓は、外道に身をやつすことで人斬りの快楽を正当化していたわけですが、そもそも厭世感こそが人である証左。そこを隠蔽して身も心も外道になった十臓もまた、「嘘から出た真」に知らぬ間に支配されていたのでしょう。


 丈瑠の嘘の上に積み重ねられた絆が真実となった一方、十臓の嘘の上に積み重ねられた外道としての所業もまた、真実たり得ました。しかし、丈瑠は人としての真実を構築したのに対し、十臓は外道としての真実を構築したのです。そして、かつて人であった十臓は、契りを結んだ(つまり絆を紡いだ)妻によって、嘘=土台を崩され、人として死んでいったのです。これは、根底にある嘘が暴かれても、人の絆で繋ぎとめられていた丈瑠の真実とは、対照的だと言えます。


 このくだりは、十臓というキャラクターの着地点として見ても、一級の完成度でした。


 一方、朔太郎というキャラクターを再登場させ、流ノ介に「侍のなんたるか」を再確認させるのも見事です。朔太郎は流ノ介としか関わりのないキャラクターでしたから、流ノ介と絡ませるにはうってつけです。また、黒子に戻ったことを流ノ介が知らないという点も重要で、この時点で登場するインパクトは非常に強いものがあります。朔太郎が黒子に戻ったきっかけは、かつて流ノ介が与えました。今度は逆に、丈瑠に命を預けた侍としての自分を、流ノ介を再認識させたのです。ここにもまた、絆があったわけです。


 逆に、「絆」を完全に否定したのは薄皮太夫。いや、求めたのは血祭ドウコクとの「絆」だったのかも...?

 絆という言葉は似つかわしくないですが、とりあえず人の世と外道の間を、三味線=新左が繋いでいたわけで、その三味線を捨てることにより、薄皮太夫は真の外道となりました。


 では、見所たっぷりの本編に移ります。キャプも大盤振る舞いで。

第四十六幕「激突大勝負」

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 サブタイトルからすると、丈瑠 VS 十臓だけでなく、他の面々にもそういった局面が訪れるように感じられますが、今回は丈瑠と十臓の対決がメインであり、そこに彦馬の思いを絡めて描いています。

 むしろ、この彦馬こそメインだと思わせる部分が多々あり、幼い丈瑠を預かってから、薫が現れるまでの彦馬の決意や覚悟、事の推移といったことが、一通り判明することとなります。そこには、丈瑠と同様に「嘘をついていた」事に対する葛藤と共に、「嘘から出た真」とも言うべき丈瑠の殿としての成長に、喜びを感じる様子が盛り込まれ、複雑な感情を鮮やかに浮き彫りにして見せます。


 勿論、動的な面では丈瑠と十臓の対決が大充実で描かれます。これまで以上に斬り合いは激しさを増し、不意打ち的な体術も織り交ぜられて、戦いに夢中になる二人の危険な匂いが漂ってくるかのようです。最終的には、馬に騎乗してのアクションまで登場。戦隊シリーズで馬のアクションが初登場したのは、「バトルフィーバーJ」だったと記憶してますが、「仮面ライダー」でも乗馬アクションの披露がありましたから、割と歴史のあるアクション手法です。最近では、世界観との兼ね合いもあって珍しくなりましたが。


 流ノ介達家臣は、侍としての道義や使命感から、薫と共に戦うことになります。凄いのは、薫に一切不満を抱く要素がないこと。「不満」の部分は完全に歳三が担っており、薫を無視して丈瑠の元に走ることが出来ない流ノ介達の葛藤は、感動を呼びます。

 侍とは一線を画している源太の行動にも注目。侍としての道義や使命感に疎い源太は、薫と共に戦っている流ノ介達の行動が理解出来ません。源太にとっては、丈瑠こそが侍のシンボルであり、この辺りが流ノ介達と決定的にズレているわけです。勿論、流ノ介達の感覚と重なっている部分も多々ありますが、重なっているからこその葛藤もまた、見応えがあります。


 今回のシリーズにおけるポジションとしては、はっきり言えば、最終決戦を延期する為の挿話なのですが、精神面の細かい要素や、伏線の回収等が丁寧に行われている為、非常に見応えがあります。

 その辺りを、通常の倍のキャプ画を交えて(笑)、確認してみようと思います。

第四十五幕「影武者」

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 志葉家の殿の存在が、あまりにも侍達の間で周知されていなかったこと。

 「嘘つき」と指摘された際の動揺振りが、異様だったこと。

 十臓に「いびつさ」を指摘されたこと。

 命を預け、預けられる関係に、なかなか踏み込むことが出来なかったこと。

 テンゲン寺で、志葉家の墓だとされる場所で複雑な表情をしていたこと。

 志葉家十八代目当主として、全てを飲み込む覚悟を諭されたこと。

 丈瑠の父が、あくまで「丈瑠の父」であり、「先代シンケンレッド」とクレジットされていなかったこと。

 そして、血祭ドウコクを封印する為の文字を、いつまで経っても習得しようとしなかったこと。


 ああ、何と言う伏線。このどんでん返し(スタッフの皆さんの間では「がんどう返し」)は、周到に用意されたものだったわけです。見事にやられました。

 私はサラリと見てしまっていたのか、これらの伏線を「引っ掛かり」だと感じることなく、丈瑠が抱える、侍の時代性と現代性に横たわるギャップ故の苦悩だと思っていました。特に「嘘つき」なんかはそうです。制作側としては、深淵で影武者であることの苦悩を踏まえつつ、前述の現代性とのギャップにミスリードすることにより、伏線とどんでん返しの整合性を保つと共に、より深い驚きを提供する狙いがあったのではないでしょうか。私は見事にやられたクチです。

 中には賢明な方もおられるようで、「嘘つき」あたりから、はたまた冒頭からこの展開を予想していた方も。私なんか、深読みだと笑い飛ばしていたようなヤツですから、ここに来て感服しきりです。


 丈瑠をはじめとするレギュラー陣の表情がとにかく素晴らしい今回。勿論、薫姫も素晴らしいですよ。

 それでは、本編の驚きをプレイバック。

第四十四幕「志葉家十八代目当主」

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 新年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。


 さて、前代未聞、驚天動地。思わず四字熟語を並べたくなる、驚愕の展開。


 新年初エピソードは、クライマックスシリーズの第一弾となりました。戦隊シリーズ初の女性レッド、戦隊シリーズ最年少レッド、戦隊シリーズ初の数話限定レッドという、初物尽しによって、視聴者を混乱と期待の坩堝に落としていきます。

 折に触れて描かれてきた丈瑠の苦悩やその伏線が、クライマックスでようやく解明されると予想され、シリーズ全体で非常に洗練された高い構成力を垣間見ることが出来ます。丈瑠の苦悩に関する本当の処は、まだ触れられていないので詳しくは述べられませんが、今回の内容と予告編を合わせると、大体の予想が付くでしょう。ほぉ...そういうことだったのか、と。


 ということで、丈瑠に関するミスリード、ミスディレクションについては次回以降に譲ります。まずは、怒涛の序章を堪能!

第四十三幕「最後一太刀」

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 筋柄アクマロ最終編。源太メイン編として、そして十臓メイン編としても機能しており、重層的な構造によって見応えを増しています。


 筋柄アクマロは予想通り年内退場となり、年明けからはラストに向けて突っ走るようです。ここで筋柄アクマロを退場させることによって、当初からの対決構造、つまり志葉家対血祭ドウコクを再び強固なものとする為の段取りが垣間見えます。が、それでも筋柄アクマロがただ退場させられるのではなく、シリーズに色々と重要な要素を残して行きました。

 源太には、改めて生粋の侍でないが故の苦悩と克服を、十臓には、はぐれ外道という名前に相応しくない、徹底した外道振りを。これらの要素は、シリーズのクライマックスに向かって、軸がブレないよう考えられた配慮ではないでしょうか。予告編では、丈瑠に衝撃的な展開が待っていることを予感させているので、他のキャラクターのポジションをしっかり固めておいて、丈瑠の物語に干渉しないようにしているものと思われます。


 源太と十臓に関しては、本編の方で詳しく触れてみようと思います。

 では、十臓を中心にキャプ画が通常の三割増しになった本編の方をご覧下さい。

第四十二幕「二百年野望」

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 遂に筋殻アクマロの目的が明らかに。

 スキマセンサーの示す「番号」や、事件が起こる「場所」は、非常に記号的なものなので、全部が全部周到な伏線になっていたとは言えませんが、筋殻アクマロの目的が、直線に並ぶ地図上のポイントやイマジネーション溢れるビジュアルによって、ベールを素早く剥がして行くように明らかになってくる様子は、非常に見応えがあります。中でも、十臓のポジションが絶妙であり、裏正のそもそもに込められたおぞましさもあって、筋殻アクマロの執念・執着の深さが不気味なトーンで伝わってきます。


 「裏見がんどう返し」と呼ばれる、この世をひっくり返して地獄を露出させるという術こそが、筋殻アクマロの最終目的だったのですが、今回既にその初端を見せていることや、血祭ドウコクを完全に動けない状態にしていることにより、筋殻アクマロ関連のお話を年内の放送で完結させてしまおうという意図が垣間見られます。放映スケジュール的に年末と年明けのクリフハンガーにはし難いものと思われるので、年末商戦用のビジュアルと併せて、カタストロフィ感覚に富んだストーリーを展開するには、うってつけのタイミングだったのかも知れません。

 本州を関東・中北部あたりで真っ二つにするという、強烈かつ迫力あるビジュアルは、劇場版もかくやと思わせる出来栄えでしたが、何となく筋柄アクマロの目的が見えてからの弱体化感は否めないところで、血祭ドウコク程の強大さを設定されたわけではない筋殻アクマロの、キャラクターの弱さがやや露呈した感はあるでしょう。ただ、源太達を用意に撥ね付ける実力の高さや、土壇場で「裏見がんどう返し」の影響によって全員が吹っ飛ばされるというくだりが用意されたことにより、一定の緊迫感を保つことが出来ています。


 十臓の裏正の秘密も明かされましたが、これにはもう少し伏線が欲しかったところ。今回のくだりはやや唐突な後付設定に見えてしまいました。もしかすると、当初よりきちんと用意されていた設定で、なおかつ今回のインパクトを確保する為に、あえて出さなかったのかも知れませんが、何か匂わせる感じがあれば、よりインパクトは強かったかも知れません。


 また、年末商戦用の侍武装連発も、よくぞここまでやったという感はあるものの、ややあざといような気がします。あれだけの尺の中に、よく収めたなぁと感心しきりではありましたが...。


 ただ、それらはかなりマニアックなアラ探しの結果であって、それらを指摘したところで、今回の迫力とインパクト、そして面白さは何ら損なわれないだろうというのも、私の見解です。丈瑠と血祭ドウコクの決戦が年明けのメインとなるならば、こちらは源太も含めて中途参戦組による一件の落着になると思われます。そしてそれが、シリーズのクライマックスに勝るとも劣らない迫力とテンションで繰り広げられるのは、想像に難くありません。


 では、見所をまとめてみましたのでご覧下さい。

第四十一幕「贈言葉」

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 正真正銘、ことはがメインのエピソード。最年少という設定であることはメインのエピソードは、千明のそれと同様に作り易いのか、傑作になり易い印象がありますが、今回も例に漏れず傑作エピソードでした。


 今回のメインテーマは、ことはが姉の代わりにシンケンイエローになったという設定の、決着にあります。実のところ、この設定自体が本編にあまり生かされることはなく、ことは自体は最年少でありつつも、実力は高く描写されていましたし、多少ドジな面があるにしろ、それは純粋性の描写の為の手段といった感覚でした。つまりは、ことは自身が姉の代替であるという印象自体、視聴者の間では認識されていなかったわけです。

 今回はそれを逆手にとり、ことはが姉からの手紙によって消沈してしまう様子を見せ、決してそうではないという感情を視聴者と共有するという構成が採られており、そこに丈瑠周辺の事情を絡ませることによって、丈瑠メインの回を設けることなく丈瑠の問題をも解決するという、なかなか大胆な方法が試みられています。さらには、ことはの意識的な成長も織り交ぜられ、満足度はすこぶる高いです。

 そこには、少々配慮を欠いた言い方をするならば、ことはが策を弄する等といった「頭脳労働」を経ずとも、ことはの真っ直ぐな姿勢自体が丈瑠に影響を与える様子が盛り込まれていて、シンケンジャー6人誰もが不可欠であり、逆にことはの姉・みつばにことはの代わりは出来ないということを結論として見せています。この重層的なテーマの訴求は、実に巧みで興味深いです。


 丈瑠の苦悩があっさり解消されたことについては、少々物足りないと感じる向きもあるかもしれませんが、丈瑠のことを人一倍心配していることはが苦悩する姿は、丈瑠に「全てを飲み込む」覚悟を決めさせるに充分でした。丈瑠の強さへの希求は、いわばかなり自分勝手に近いものであり、それをズルズルと引き摺っていくよりは、何らかのきっかけであっさりと解決した方が、当然ヒーローらしくなります。しかも、そのきっかけがことはだったなんて、実に爽やかでいいじゃないですか。


 というわけで、ことはの魅力全開の今回の見所は、当然ことは中心になりました。

第四十幕「御大将出陣」

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 前回で再び苦悩を抱え込んでしまった丈瑠。彼の心情に何らかの決着を付けるのかと思いきや、何と、血祭ドウコクと薄皮太夫の因縁をメインに据えて、外道衆の内乱描写を行うという、思い切った構成になりました。

 実際、丈瑠をあのような状態に追い込んだ事で、今回のようなストーリーを展開出来ることになったとも言え、逆に言えば、このストーリーを展開する為に丈瑠を沈黙させたとも言えるわけで、ややマニアックではありますが、敵側の描写を深めた意義は大きいものがあります。ちなみに、私は「デンジマン」あたりから繰り返された、「敵側内紛描写」が大好物です(笑)。


 薄皮太夫の、外道に堕ちる前の姿である「薄雪」も回想の中で再登場。朴さん自らの出演により、回想シーンの説得力を高めています。この薄雪が実に妖艶であり、特徴的な三味線の旋律が薄雪時代から変わっていないことと相俟って、現世における話でありながら非常に幻想的です。スキマから漏れ聞こえるその音色を、血祭ドウコクが聞いていたという「因縁」は至極単純過ぎるものではありますが、それだけに分かり易く、それだけに血祭ドウコクの奥底に眠る情念を感じさせ、単なる粗暴な御大将というイメージから脱却しています。その血祭ドウコクに付き従い心配する骨のシタリの姿には、丈瑠を心配する彦馬の姿が重なり、最終クール突入に際して、外道衆側のドラマやキャラクター性を強化しておく意図も垣間見られます。


 一方で、筋殻アクマロの本性も明確に。十臓そのものと、薄皮太夫の三味線こそが筋殻アクマロの欲するものであり、薄皮太夫自身には一切興味がないという、かなりの悪党振りが鮮烈です。しかも、血祭ドウコクの現世へと出現理由は、この筋殻アクマロに求められ、シンケンジャー達はおよそおまけ扱いという凄さ。まだまだ血祭ドウコクの実力には、シンケンジャーは肉薄すらしていないという、凄絶な扱いにシビれます。当初より露出しているボスキャラで、これほど強力なキャラクターは珍しいのではないでしょうか。


 シンケンジャー側の描写は控えめながら、丈瑠の心情を彦馬が把握し諭すといったシーンや、茉子のみならず、ことはも丈瑠の異変に気付くなど、要点を押さえた描写が盛り込まれ、外道衆偏重にならないようバランスをとっています。源太のゴールド寿司が情報誌に掲載されたというくだりも、源太の今後に関わってきそうで、気になります。

 丈瑠に関しては、一応6人での戦いに違和感なく入って行きはするものの、終始寡黙であり、心情の解決には至っていないことが匂わされます。また、クライマックスでことはのシンケンマルを取り上げ、一人で血祭ドウコクに向かっていく様子は、当初の「仲間を必要としない丈瑠」を想起させ、丈瑠に危険な匂いを感じさせることに。


 というわけで、色々と見逃せないシーンがありすぎる今回。当然ながら、外道衆側をメインにまとめることになってしまいましたが、ご覧下さい。