ムカデンダー

 かつて、八幡神社の裏山である八幡が岳に出現した怪獣の別個体。ドキュメントZATにアーカイブがある。

 肉食であり、八幡が岳に出現した際には人間を好んで捕食。普段は地中に住むが、捕食時には地上に出現する。地底を移動時する時に、高電圧が発生することでピエゾ効果が生じ、電界異常によって付近一帯の通信機能が著しく妨害される。

 口から火球を吐き、長い首と胴が切り離されても双方が独立行動できる。ただし、分離した際も感覚は共有しているようだ。

データ


体長

59m

体重

40,000t

第13話「風のマリナ」

第24話「復活のヤプール」(ホログラム)に登場。

チェックポイント

 ウルトラマンタロウ・第26話「僕にも怪獣は退治できる!」に登場し、その特異なシルエットと、分離攻撃のような妖怪的能力で強烈な印象を残すムカデンダー。ネーミングのストレートさも印象的だ。

 今回の登場でも、タロウ怪獣ならではの奇抜さが存分に生かされ、人間を捕食する様子や、分離攻撃に加え、オロチ的な要素が投影されている。カドクラに「怪獣ってのは、常識を超えた生き物なんだよ」と言わしめた存在感は抜群だ。

 オリジナルと比較すると、造形技術と素材の差が顕在しており、棘状ディテールの鋭さが増している。