グロテス星人が、蓮根神社の御神体を怪獣化させ、コダイゴンが誕生、グロテス星人が倒された後、再び御神体に戻った。御神体を調査したところ、怪獣化細胞「グロテスセル」が採取され、研究の結果、内部が空洞の物体に取り付くことで、その物体を怪獣化させることが判明した。
以上の事件はドキュメントMATに記録されており、その記録を元にメテオール「グロテスセル」が開発された。しかし、巨大な怪獣となった時、破壊衝動が生じてしまうため危険視され、処分が決定した。
ところが、処理場への運搬中、トリヤマ補佐官の度重なるミスによって、グロテスセルは恵比寿様の像に取り付いてしまい、怪獣化を果たしてしまう。それがコダイゴンジアザーだ。
外観は単なる恵比寿像であるが、右腕に抱えた独立行動も可能な鯛から破壊光線を放ち、大量のグロテスセルによって誕生したために、強度も異常な高さを示す。また、空中から奇襲をかける戦術も披露。
データ
- 体長
- 50m
- 体重
- 38,000t
第12話「初めてのお使い」に登場。
チェックポイント
グロテス星人とコダイゴンは、帰ってきたウルトラマン・第43話「魔神月に咆える」に登場。グロテス星人自体は、外観・能力共に強力な宇宙人という印象が全くないものの、コダイゴンに関しては、非常に強力な怪獣という印象がある。
メテオール、アーカイブ・ドキュメントといった、メビウスの核になる設定を生かしつつ、コダイゴンとは全く異質な「大きな恵比寿様」を誕生させたアイデアには敬服。実際に旧コダイゴンが出たところで、現在は悲しいかな「大魔神」のビジュアルインパクトに求心力を欠いてしまっている。そこを、さらに意外性のある「恵比寿様」で解決してしまうところ、しかもそれが許されてしまうところに、ウルトラシリーズ積年の懐の深さを感じずにいられない。