悲劇のトリニティ

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 すんません。「トリニティ嫌い」とか言ってましたが、どうも気分が変わって来たようです。


 兄兄ズ追悼企画?

 というわけで、トリニティについてあれこれ。



 長兄にしてトリニティのリーダー。兄兄ズのリーダー?でもあるヨハン・トリニティ。

 設定年齢は26歳。意外に大人です。


 性格は冷静沈着。暴走する兄妹の制御役。

 戦況を的確に捉える眼力を持つ。


 服装はピッタリとした長袖のボディスーツ、ショートスパッツにブリーフタイプのボクサーパンツ。

 瞳の色は紫で、肌は浅黒い。

 トリニティの中では最もガンダムマイスターとしての自覚を持ち、嗜好のマイスターであらんとしてます。


 駆るはガンダムスローネアイン。

 ショートレンジもロングレンジもこなす攻撃主体の機体です。


 ヨハンに関しては、「嫌なヤツ」路線爆走だったミハエルやネーナとは違い、かなり人格的に完成されていて、あまりイヤな印象を抱かなかった「トリニティの良心」です。


 それ故に、サーシェスに爆破されてしまった時は実に残念でした。

 ただ、それ以上の存在でもなかったのがこのキャラの惜しい面でもあります。



 ミハエル・トリニティはトリニティの真ん中。

 設定年齢は19歳。微妙なお年頃といったところ。


 性格は非常に好戦的。三兄妹の中でも最も凶悪な性格。

 戦況を無視してまで目前の敵を殲滅させなければ気がすまない。


 服装はノースリーブのピッタリとしたボディスーツにゆとりのあるボトムス。見ようによってはワンピースにも見える。

 瞳の色は赤に近い茶で、肌はヨハンとネーナの中間色。

 トリニティの中で最もガンダムマイスターとしての自覚に乏しく、戦争根絶とは程遠いが、戦闘技能は高く、慢心さえなければ卓抜したガンダムマイスターとしての存在になる資質の持ち主です。


 愛機はガンダムスローネツヴァイ。

 接近・格闘戦主体の機体でありつつ、遠隔操作による攻撃が可能なGNファングを搭載している為、変幻自在の戦術を展開できます。


 ミハエルは徹底的に嫌われる為に置かれたキャラクターだと言えます。

 ネーナを過剰に可愛がる面は可愛らしいですが、その言動は視聴者をムカつかせる為にあり、ムカついた方は演出にまんまと乗せられたワケです(私も)。


 ただ、ガンダムにも乗ることなくサーシェスに撃ち抜かれた時には、既に毒を抜かれており、その最後がかなり可哀想に思えたものです。

 これも完全に演出の罠ですね...。



 ネーナ・トリニティはトリニティの末っ子。

 設定年齢は17歳。ただし、言動をかなり幼く設定(刹那にキスを迫るなど年相応の行動を見せることも)。


 性格は気まぐれ。

 ミハエルほど好戦的ではないが、ヨハンほど戦況を見る目はなく、作戦に関係ない民間人をいとも簡単に殺傷するなど残虐な面も。

 HAROをパートナーとしている。


 服装はノースリーブのピッタリとしたボディスーツとパンツ。いわゆるヘソ出し。膝上まであるブーツを履いており、こちらもいわゆる「絶対領域確保」型。

 瞳の色は琥珀色で、肌はトリニティの中で最も白い。

 トリニティがガンダムマイスターになる為のデザインベイビー故に、戦闘能力は普通のパイロットより高いが、技能的にはトリニティの中では一番低いものと思われます。


 愛機はガンダムスローネドライ。

 他のスローネを支援する機体であり、巨大なGN粒子放出ユニットを背面に装備。その撹乱機能で戦況を有利に運んでいきます。


 ネーナはトリニティの中でただ一人生き残っており(#22時点)、それだけに他の2人よりキャラクターの掘り下げが見られます。

 ただ一人ヴェーダへアクセスするシーンが描写されてましたし、刹那に接近する様子や、場面ごとに動揺したりはしゃいだりといった表情の変化を丁寧に描写しているように思われます。


 釘宮理恵という人気声優を持ってきたところにも、少し意味があるのかも知れません。



 トリニティ共通の要素としては、耳にエメラルドグリーンのピアスをしているという特徴があります。


 肌や瞳の色がバラバラなのに「血が繋がっている」と言ったりしているところを見ると、一つのプロトタイプから生み出されたタイプの異なるクローンなのかも知れません。

 この時代の医療が細胞レベルの再生医療であるところから考えても、その技術精度は著しく高いものと想像できます。