ティエリア・アーデ その2

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 まさに「化けの皮がはがれてしまった」ティエリア様…。


 冷静沈着、完璧主義、他のガンダムマイスターの適性を常に疑問視。介入対象を徹底的に破壊する主義。まさに自分こそが最高のガンダムマイスターだと疑わなかったティエリアでしたが、セルゲイの術中から脱すべく必死であがいた結果、自らの弱さを露呈していきました。


 アレルヤについて、ガンダムマイスターとしての適性に欠けると指摘した際、スメラギが影で「あなたはどうなのよ」と言っていた意味が、何となく明らかになったようです。


 「俺は…、僕は…、私は…」と、一人称を変えつつ自問する姿は、虚勢が瓦解していく様子の残酷な描写として記憶に残るところ。

 それに、ヴァーチェが「バーサーカーモード(笑)」のナドレになったということは、ティエリアにも「女性」な部分があるということなのか…?



 王留美の「どうして、ガンダムマイスターたちはこうも不完全なの?」という言葉。「どうして、ガンダムマイスターたちはこうも変人ばかりなの?」と言い換えておきます(笑)。