藤原啓治さん登場! やっぱりググッと作品が締まりますね。流石です。抑え気味の言動からテンションの高いセリフまで、幅広い演技を堪能できます。
アリー・アル・サーシェスというキャラクターの役ですが、どうやら刹那の過去と関係がありそうです。しかも、ガンダムの動きを読んでいるという、グラハム以上の強敵。これは今後が楽しみですな。
いつもパリッと決めているグラハムと比べると、かなりラフで野性味のある感じに加え、傭兵というちょっとした「汚れ役」なのがカッコいいです。
そして今回、政治色も全開。モラリア共和国という新興国がメインになります。AEUと水面下で手を結んで後ろ盾を得、合同軍事演習でソレスタルビーイングを挑発。いやはや、色々な展開を繰り出してきますね。
モラリアではPMCトラストという、いわゆる「戦争屋」が隆盛を誇っているという設定。即ちこれは、PMCがモラリアの財政を支えているということでしょう。各国の利益追求と駆け引きに見応えがありますけど、あまり設定に凝り過ぎて道を見失うことだけは、避けてもらいたいところ。あくまでスパイスとしてストーリーを引き締めてもらいたいですな。
#01でイナクトを操り、エクシアに倒されてインパクトを与えた、AEUのパトリック・コーラサワーが再登場。今回も威勢だけは良かったけれども、やっぱりやられてしまいました。今回はヴァーチェの一撃をかろうじて回避したようですが、ある意味運のイイ人ですね。ガンダムにやられた名もないパイロットは皆爆死の憂き目に遭ってますから。
今後もやられキャラに徹するんでしょうか。「ガンダムZZ」のマシュマーのように最後は切れ気味の突撃キャラになるかも知れません。
ところで、超人機関の技術を垣間見せる一幕が。
ソーマには「グリア細胞」の強化が施されており、「グリア細胞」を強化された人間は脳量子波を使うことが出来るらしい。前回、アレルヤと共鳴?しましたが、アレルヤも「グリア細胞」を強化されている可能性が示唆されたということです。アレルヤの出生にも、何か秘密がありそう。
そのアレルヤは監禁状態でしたが、ティエリアがガンダムマイスターの資質について、やっぱりチクチクと言ってましたね。いわゆる「ヤなヤツ」な筈なのに、あの容姿と色気のある声によって、ある意味「憎めないキャラ」を作り出すのに成功してます。いい描き方ですね。
一方、ガンダムのバージョンアップが突如描かれてビックリ。
マント状の装甲・GNフルシールドを追加したデュナメス。一層ガンマン化してケレン味たっぷり。GNフルシールドは動きが素晴らしく、グリグリ動いて的確に砲弾を防御します。プラモ「HGデュナメス」にはこのGNフルシールドが付属するようで、欲しくなりました。実に。
エクシアのGNロングブレイドとGNショートブレイド。
…え、まだ装備してなかったの?
プラモ「HGエクシア」はおろか、「FGエクシア」にも「標準装備」されていた武装なので、まさか追加装備だったとは。
しかしながら、「セブンソード」というタイトルに相応しい、剣豪なガンダムがバッチリ描かれてましたね。忍者系時代劇の立ち回りを参考にしたと思しき、ボディの捻りや複数の剣の繰り出し方がカッコいいです。
刹那がガンダムにご執心なわけです。「エクシア…俺のガンダム」凄いこと言うなぁこの人。
この一連のガンダムマイスターの活躍シーンでは、ソレスタルビーイングのクルーがサポートする様子が頻繁に挿入されているんですけど、コンソール、ディスプレイのデザインセンスが素晴らしいです。モノクロでありながら非常に機能的。ああいうインタフェースのセンスは、近年の「スタートレック」に通ずるものがあります。
今回のサプライズは、スメラギとビリーが旧知の間柄だったこと。しかも、会話から察するに、ただならぬご関係だったようで。
エイフマン教授のこともスメラギは知ってましたし、エイフマン教授はガンダムに使われている技術の一端を把握しているのかも知れません。ここでのスメラギとビリーの会話は、映画的で緊張感のあるシーンだったと思います。
それにしても、「あの事」とは何でしょうか。気になりますねぇ。
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