第50話「天馬、死す!」

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ストーリー

 改めてルビー抹殺の命を受けるゴーギャン。地球総攻撃まであと8時間。地球には、巨大な火球が接近。クラウドドラゴンでも破壊し損なったそれは、ベルゼウスの放った大怪獣キャブレオンだった。12人のグランセイザーは装着し、超星神を召喚する。同時にゴーギャンもルビーを狙って現れる。

 ダイセイザーに合神し、キャブレオンを迎え撃とうとするグランセイザーだったが、キャブレオンは合神途中に攻撃。ダイセイザーへの合神は失敗に終わり、ガントラスは作動不能に陥った。ゴーギャンを迎撃する天馬と未加は善戦するも、ゴーギャンの自爆によってルビーを失う結果となってしまった。

 超星神とグランビークルでキャブレオンに立ち向かうグランセイザーたち。しかし、キャブレオンの戦力はあまりにも強力であった。グランビークルで加勢する天馬だったが、ウオフ・マナフへ急ぐよう促される。しかし、ウオフ・マナフへ向かった天馬のグランビークルは、キャブレオンの光弾によって木っ端微塵に!!

 失意の中、グランセイザーは勝機の見えない戦いを続けるのだった・・・。

解説

 天馬、死す! という衝撃の展開だが、グランセイザーという世界では、天馬が死ぬことはありえないというルールを視聴者すべてが知っている。エピローグの堀口博士の一言は、それを象徴している。当然、あの絶望的な場面をどう切り抜けたかというエクスキューズに期待がかかる。

 前回が素顔のグランセイザーのドラマを重視していたのに対し、今回は全編これバトル。巨大戦、等身大アクション、共に充実度は高い。ゴーギャンを自爆に追い込むほどの天馬と未加の連携もさることながら、キャブレオンにダイセイザー封じを仕掛けられてしまう巨大戦の見事な敗戦の迫力も凄い。ロボットの合体を阻止する展開は、ありそうであまり見かけない。

 全体的に絶望感が漂いつつ派手な画面作りがなされているが、細かい部分の描写も忘れられていない。仲間という言葉をここぞというときに口にする誠。天馬不在のチーム戦でリーダーシップを取る洸。天馬撃墜の折に素面のキャストが実際にスーツを着ている顔出しシーン。12人の同時装着で、それぞれのトライブのポーズのタイミングをシンクロさせているところなどなど。

 次回はいよいよ最終回! 怒涛の展開であっという間に過ぎていった第4シーズン。グランセイザーに相応しいラストが待っている!