第4話「死闘!大地の戦士」

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ストーリー

 天馬の前に突如現れるセイザータウロン。最も強い存在が誰かを証明すべく、天馬に闘いを挑む。タリアスとなった天馬は応戦するも、叩きのめされてしまう。

 病院勤務中の洸の前に現れる格闘家・松坂直人。彼こそがセイザータウロンであり、洸に闘いを挑みに来たのだ。戦闘を有利に進めるべくヴェルソーとダイルを呼ぶレムルズだったが、カリンによってタウロンは風のトライブ側に勧誘されてしまう。

 再び天馬に襲い掛かる直人。カリンによって炎のトライブが危険な存在であると吹き込まれたのだが、未加の特訓を受けたタリアスの方が戦況を有利に進めていた。そこへ突然ドルクルスが出現、タウロンごとタリアスを抹殺しようとする!

解説

 ここにきて、ステレオタイプな設定の直人が登場し、ストーリーが回転し始める。「格闘家」という強烈な設定を得て、新たに登場した大地の戦士のパワーに妙な説得力を与えている。ステレオタイプとは言え、天馬と拳を交えて心を通わせるなど、微妙な心理描写もあって爽やかな印象を残す。

 トピックとしては、やはりタウロンと対峙した際の天馬と洸の違いだろう。ここでは、冷静な洸のキャラクターが突出している。一対一が云々ではなく、まずは有利になる方法を考え、すぐさま仲間を呼ぶなど、その戦術家ぶりが良い。

 巨大戦が続いてきた前話までとは違い、激しいアクションや立ち回りを展開し、スピーディな演出が光る。ユーモア溢れる未加と天馬の特訓シーンにも注目。