ストーリー
炎のトライブを抹殺すべく攻撃を開始したドルクルスの猛襲を受けるタリアス、ミトラス、そして剣と堀口博士。辛くも脱した4人は、ドルクルスへ対抗できる唯一の手段、超星神ガルーダが埋没するという鳳凰山へと向かう。そのとき既に、剣の手の甲には獅子座のシンボルが浮き出ていたのだが、剣はグランセイザーである事実を受け入れられない。
天馬たちの前に、姿を現すガルーダ。だが炎のトライブ3人目の戦士はまだ見つからない。天馬は、3人目を見つけ、グランセイザーの使命を果たす決意を固める。
ガルーダを破壊すべく、ドルクルスが襲撃する中、危機に陥った姉と天馬を見て、剣はついにセイザーリオンとなり、3人揃った炎のトライブはガルーダを起動する。壮絶な戦闘を展開するガルーダとドルクルス!
解説
ガルーダも起動し、巨大メカ同士の戦闘が展開される。CGI、ミニチュア双方の画面作りが違和感なく繋がり、贅沢な映像となっている。特に空中戦のスピード感、ドルクルス地上戦の重厚感の対比が素晴らしい。
さらに、剣の覚醒というトピックもあるのだが、強い姉からの自立心とグランセイザーへの覚醒とがシンクロして良い動機付けになっている。装着前後のギャップも面白く、これから深みのあるキャラクターになって欲しいものだ。
冷静に戦況を判断して戦闘に臨む洸が、ダムを破壊して思わず動揺する場面が秀逸である。決して悪人ではないところが、ちょっとした場面によって表現されるのが良い。