ストーリー
タリアスとして覚醒した天馬は、レムルズ、ヴェルソー、そしてカリンの手から逃れることに成功する。しかし、タリアスを同胞にせんと風のトライブは天馬に接近する。
断る天馬に対し、ヴェルソーは容赦ない攻撃を仕掛ける。ミトラス＝未加に庇われた天馬は、タリアスとなって窮地を脱し、堀口博士の元でグランセイザーとしての使命を聞かされる。グランセイザーであることに戸惑いを感じていた天馬は、未加たちに協力することに関して消極的であった。
一方、風のトライブはついに3人目の戦士・ダイルを発見し、超星神ドルクルスを起動させる！ ミトラス、タリアスの応戦は梨のつぶてであった。
解説
ついに、というより早くもドルクルスが起動する。重厚感に溢れた演出をまずは堪能。このあたりの「巨大さ」のイメージは、怪獣映画をキャリアとする川北特撮の真骨頂であろう。
一方、微妙な天馬の心理や、ますます「強い姉」を露呈する未加、冷静すぎる洸、クールビューティの極みと言えそうな涼子、何やら宇宙語を口走るカリンなど、キャラクター描写が奮っている。
そして、半ば脈略なしにフラリと現れる仁＝セイザーダイルが秀逸。運命に導かれるというキーワードは、偶然をも必然とし、この「集合していく」という状態の説得力が凄い。