遂に今年も始まった新戦隊。毎年この時期が楽しみなのです。
「シンケンジャー」が個人的に面白過ぎて、ブログに気合を入れ過ぎた為に燃え尽きてしまいましたが、「ゴセイジャー」はそれを吹き飛ばすような爽快感のあるオープニングを飾ってくれました。
「シンケンジャー」の時のブログのような、大変な思いはしばらくしないと心に決めているので、今シーズンからしばらくは、本当に適当にまったりと、感想を書き連ねてみようと思います。
やっぱり、スーパー戦隊シリーズはそつがないというか、第一話の出来は鉄板でした。
スカイック、ランディック、シーイックという三種族の天使、5人それぞれと望少年の描き分け、変身バンクや技、武器を、ちゃんと賞味20分ちょっとで描いていく。その辺りの巧みさは見ていて安心感すら与えてくれます。
アクション的には、天使というキャラクターをイメージしたのか、とにかくワイヤーアクションが素晴らしい!しかも、生身のアクションも「基本的に人間ではない」という設定の為、非常に激しいものを要求されており、今回の戦隊が、爽快感のある激しいアクションを標榜している事を感じさせてくれました。生身の人間が超人的にピョンピョン跳ね回るのには、ある種の懐かしさを感じますね。
で、マニアックなメモ。
まずは、見習い天使で護星界との繋がりを断たれるという設定が、大ヒットゲームタイトルである「ドラクエ9」を彷彿させます。多分意識してるんじゃないでしょうか。「シンケンジャー」が武将ブームを意識していたのを例にとるまでもなく、スーパー戦隊シリーズはその時代の流行を貪欲に取り入れる傾向があります。
天装術は、ダイスオーというアーケードカードゲームとの連動で、仮面ライダーのガンバライドの流れを汲んでいます。平成仮面ライダーでかなりカード技が登場したので、正直食傷気味ではあるのですが、戦隊にカードというのも、なかなか面白いと思いました。演出の勝利というヤツでしょう。「ガッチャ☆」という音声が、ライダーのクールさとは違うケレン味を味わわせてくれます。
敵のウォースターは、「星人」の集まりだということで、第二期ウルトラシリーズのファンとしては、感慨深いものがあります。何しろ、「宇宙人」じゃなくて「星人」ですから(笑)。この宇宙連合軍的な様相は、「チェンジマン」のゴズマや「ファイブマン」のゾーンを思わせます。星人同士のドラマも期待出来そうですね。「〇〇の×××××」というネーミングは任侠映画っぽくて、なかなかカッコいいです。今回は「塊のミゾーグ」でした。
ゴセイジャー、護星界の雰囲気は、どことなく「マジレンジャー」を彷彿させます。私は「マジレンジャー」が非常に好きな世界観だったので、嬉しいものがありますね。ああ、曽我町子さんがご健在なら…とつい思いに耽ってしまいます。
レギュラーの少年・望の存在は、「ギンガマン」を思わせますね。異界から来た戦隊ヒーローと、人間の少年の関わり合いといった点で、よく似ています。
そしてそして、ウォースターの幹部の声優陣!
流星のデレプタに、最近「名探偵コナン」の毛利小五郎役に抜擢された小山力也さん。特撮では「仮面ライダーBLACK RX」に顔出し出演がありました。彗星のブレドランに飛田展男さん。飛田さんと言えばカミーユ・ビダンなのでしょうが、敢えて私は「たまえの父さん」を推します(笑)。で、モンス・ドレイクには、飯塚昭三さん!
私は飯塚さんの登板だけで満足です。いや、大袈裟ではなく。
初期戦隊と宇宙刑事を支えた大御所中の大御所ですから、超リスペクトなのです。いつ聞いてもカッコいい!今回もその美声にシビレっぱなしでした。
飯塚さんと言えば、私はちょっとした思い出がありまして。
というのも、前述の曽我町子さんと直接お話する機会が数度あったのですが、共演の多かった飯塚さんのお話を毎度されていました。アテレコ(当時はアフレコを専らこう呼称していた)初心者のキャスト陣に教えるのが面倒になった曽我さんが、「飯塚ちゃん頼むよ」と仰っていたという…。飯塚さんは嫌がらずに優しく熱血指導されていたとか。今回も、若い主役キャスト陣を優しく厳しく鍛えられることでしょう!
あ、適当に書くつもりが、ちょっと長くなってしまいました。
こんな感じで「ゴセイジャー」について、書いていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
この回は、スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.1 [DVD]に収録。
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