ストーミーワールドからやって来た生物で、ゲフ科ワメイクル目に属する。野菜が大好物。まだ卵の状態で次元の壁を突破し、訓練中のトリプターにぶつかってきたが、実はガイアークがヒューマンワールドを荒廃させるべく呼び寄せたのだ。
鳴き声は高周波であり、周囲の物体を破壊し人間の聴覚に不快な作用をもたらす。幼生はオタマジャクシ状だが、ウガッツ達の放つ成長促進光線を浴びて成長すると凶暴なカエル状になり、角から稲妻状のビームを発射して攻撃する。高周波の鳴き声もパワーアップし、建造物をことごとく破壊することが可能となる。
しかし、ガイアークの企図した真価は、その鳴き声がストーミーワールドから無数の竜巻を呼び寄せるという性質だった。竜巻はヒューマンワールドに次々と飛来し、破壊していくのだ。
卵から孵った際に大翔を見た為、大翔を親のように慕う。大翔はワメイクルを「チビ」と呼んで可愛がった。大翔の愛情ある行動が成長・豹変してしまったワメイクルを正常に戻したことから、本来は大人しい生物であるらしい。ヒューマンワールドにワメイクルの居場所はなく、大翔との別れを惜しみつつストーミーワールドへと帰って行った。(声:坂本千夏)
GP-41「育児ノススメ」
解説恒例(?)のアナザーワールド怪生物。これまで実に粗暴あるいは凶暴な怪物に彩られてきたが、このワメイクルに関してはその傾向が当てはまらない。
カエルがモチーフとなっているが、派手なカラーリングが特徴で、毒々しさと可愛らしさが絶妙にブレンドされている。幼生体、凶暴な成体、大人しい成体と3つの形態が造形されており、それぞれ同じ生物に見えつつ個性的だ。
声はやんちゃな子供を演じさせれば右に出る者がいないベテラン、坂本千夏氏。この得体の知れない生物を可愛らしく仕上げたのは、坂本氏の声に依るところも大きい。
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