サウンドワールドに棲息する生物。元々は人間の掌大の生物だったが、次元の裂け目から漏れ聞こえてくる雑音を吸収して大きくなり、次元の裂け目を突き破ってヒューマンワールドに侵入してきた。
雑音が大好物であり、雑音を吸収すると巨大化していき、逆に女性の美しい歌声を吸収すると、縮小していく特性を持つ。身体の中央部に採点ランプのようなインジケーターがあり、雑音を吸収すると満足して青いインジケーターが上昇点灯、女性の美しい歌声を吸収すると赤いインジケーターが下降点灯する。殆ど眠っているという行動パターンから本来はおとなしい性質らしいが、雑音にさらされるに従って凶暴化した。
雑音に溢れるヒューマンワールドでは、このロムビアコは際限なく巨大化していく恐れがあった為、まずガイアーク三大臣がバンドを組んでメタルを聴かせたが、縮小に失敗。続いて大翔がバラードを歌うが、これも失敗。女声ハーモニーが有効と知ったヨゴシュタインとキタネイダスがザ・ピーナッツの真似をするが、さらに巨大化して失敗。早輝と美羽、そしてケガレシアによって結成された「G3プリンセス」の歌声によってようやく縮小し、G3プリンセスの必殺技の前に、遂に消滅した。
GP-31「歌姫デビュー」
解説サウンドワールドは臨獣殿である...というのはウソ。「ロムビアコ」が「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のリンリンシーのネーミングルールに則っていた為、思わず冗談を言ってみたくなったのです...。そのネーミングソースは勿論「コロムビア」から。「G3プリンセス」のプロモーション色が多分に強いエピソードならではと言える(スーパー戦隊シリーズの音楽レーベルは、基本的にコロムビアだ)。
蛮機獣を含むガイアーク以外の怪物は伐鬼以来だが、このような別次元の怪物が登場した時は、かなりタイアップ色を強めているようだ。
デザインは伐鬼と同様、やはり蛮機獣の枠から大きく逸脱している。海洋生物をモチーフにしている故か、クトゥルフの眷族のような外観を有しており、ユーモラスなキャラクター性に比して随分と不気味なイメージでまとめられている。
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