死してブレーンワールドを彷徨っていたヒラメキメデスの魂が、その怨念によってヒューマンワールドに出現したもの。
ゴーオンジャーやゴーオンウイングスに恨みを晴らしたいが、ヒューマンワールドには物理的に干渉できない為、サムライワールドより伐鬼を招聘し、暴れさせた。
物理的干渉は不可能だが、霊界で意気投合した亡者たちの力を借りることで、数々の怪奇現象を引き起こすことが可能。走輔には木幹に現れる巨大な目を、連には巨大な猫を、範人と軍平には幽霊を見せる。さらに、大翔と美羽の姿をしたノッペラボウを出現させ、ゴーオンジャーに大翔と美羽が合流した際には、幽霊の大群を登場させて恐怖に陥れた。
「ポク、ポク、チーン」と言いつつ鈴の音をさせて現れ「うらめしましてございます」と挨拶。その額には三角巾が飾られている。
後に伐鬼の骸に憑依してヒラメキ伐鬼となり、エンジンオーG9を苦しめるも、早輝の機転で清めの塩を含有したG9成仏グランプリを見舞われ、「私の復讐もここまでなのか...。さらばです、ゴーオンジャー!」と叫びつつ、とうとう昇天した。(声:中井和哉)
GP-24「最初ノエガオ」
解説前回デタラメデスとして華々しく散ったヒラメキメデスが、今度は幽霊となって登場。ヒラメキメデスに三角巾をつけただけという、何ともやっつけな措置が笑えて楽しい。
東映特撮TVドラマ中、幽霊化キャラで最も恐ろしいのは、「宇宙刑事シャイダー」の終盤に登場した夜叉ギャル1だと勝手に思っているが、ウラメシメデスにはそのような迫力や恐怖感は全くなく、子供心にトラウマを残すようなことはないだろう。ただし、中井氏の演技はここでも冴えに冴え、ヒラメキメデス、デタラメデスとも異なる恨みがましいセリフ回しが実に印象深い。
逆に、ヒラメキ伐鬼となった際は、「鳥人戦隊ジェットマン」のクライマックスに登場したラゲムを思わせる脅威を醸し出しており、なかなかの迫力だ。
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