害地大臣ヨゴシュタイン

 汚染された大地を好むガイアーク三大臣の一人。「乾きひび割れた土よ! 我、害地大臣ヨゴシュタイン」または「大地を汚す憎い奴・害地大臣ヨゴシュタインなり」と名乗る。

 武闘派の幹部であるが、基本的にガイアークの仲間には優しい。三大臣の実質的リーダーで、「なり」を語尾に付けて話す。配下に害地副大臣ヒラメキメデスがいる。

 パワーに優れ、その豪快な体技によって圧倒する。

 やや感情に流されやすい傾向があり、ヒラメキメデスを失った際やホロンデルタールの存在を確認した際には、ケガレシアやキタネイダスの存在を無視して単独で暴走。ホロンデルタールの力を得てパワーアップまで果たし、大地だけでなく全ての破壊者を名乗るが、結果、それによりわが身を滅ぼすこととなる。

 本名は「バロン・ヨゴレックス・ド・シュタイン」であるらしい。

 断末魔の叫びは「き、今日はヒューマンワールドではなく、このヨゴシュタイン最期の日だったナリか~!」(声:梁田清之)

害地合体ドドドグラウンド

 ヨゴシュタイン、ヒラメキメデス、ハッパバンキの害地目トリオが、武器を打ち合わせて即座に強力なエネルギー弾を放つ技。

ヨゴシュピア

 ヨゴシュタインの持つ巨大な槍。重量がかなりあり、自在に振り回せるのはヨゴシュタインのみである。

ヨゴシュピアグラエンド

 ヨゴシュピアから凄まじい雷撃を発生させる技。

ゼンマイネジ

 ヨゴシュタインが製作した、ホロンデルタールパワーアップ用のネジ巻き。ホロンデルタールの能力を学習する機能もあり、自らに移植することでホロンデルタールの力を得た。

 また、小型版にはヒューマンワールドのあらゆる物体をブロンズ化する能力もある。

解説

 重機を思わせるデザインが重々しいヨゴシュタイン。ネーミングは勿論「汚す」から。何となくドイツ人名っぽいが、「フランケンシュタイン」や「ララーシュタイン」など、このテの名前は特撮系に縁が深い。

 声に梁田清之氏を起用したところに、制作側の意気込みを感じられる。元々は二枚目のライバル役を得意とする梁田氏。この見るからに悪役のキャラクターをどう味付けしていくのか注目されたが、時にコミカルに、時に重々しく、奥の深い悪役像を作り上げていた。