ゴーオンウイングス専用の、宇宙ロケット型ゴーオンギア。別名「スイッチ噴射剣」。
ダイアルを捻ることで戦闘開始。3つのスイッチの切り替えと組み合わせにより、6種類の特殊攻撃能力を発揮する。
「ミッション1」。ロケットダガーから高熱火炎を発し、複数の敵を一瞬で焼き尽くす。
フリージングダガー「ミッション2」。ロケットダガーから凄まじい冷気を発し、複数の敵を一瞬で凍りつかせて破壊する。
ライトニングダガー「ミッション3」。相手に向かって水平にジャンプし、すれ違いざまにロケットダガーから電撃を発しつつ斬りつける。
シャイニングダガー「ミッション4」。ロケットダガーから眩い光線を発し、そのエネルギーで斬撃を加える。2人同時攻撃ならば威力は数倍になる。
ジェットダガー「ミッション6フルパワー」。ロケットダガーのグリップにある噴射口から強力なジェット噴射を発し、高速で空を滑空、フルに充填したエネルギーを以て空中から相手を斬りつける。
ダガーアクロバットジェットダガーで高空に飛翔し、その落下力を利用して斬りつける荒技。
解説次世代スペースシャトル風の意匠がカッコいいロケットダガー。「ロケットダガー」という名称におけるダガーとは短剣のことであるが、初期スーパー戦隊シリーズに見られた短剣(状の武器)によるアクションを彷彿させる立ち回りが、オールドファンを直撃する。
航空機のコクピットパネルを思わせるダイヤルやスイッチ類が楽しく、その手間が戦場においてリアルかどうかという瑣末な指摘を吹っ飛ばす不思議な説得力を持つ。
ロケットブースター改名事件「ロケットダガー」の登場回が放映されてから少し経過した2008年6月8日、東京・秋葉原にて痛ましい通り魔事件が発生。その際凶器として用いられたのが「ダガーナイフ」と呼ばれる刃物であり、以来、事態を慮って各所にて様々な対応がなされた。
その対応の一つとして、バンダイが「ロケットダガー」の商品名を「ロケットブースター」に改めることを発表。その発売は数週にわたって遅れることとなった。また、番組内の武器名称も「ロケットブースター」に改められることとなり、しばらく「ダガー」の名称が使われている武器名称や技の名称の一切がカットされるに至った。
しかし、GP-43「年末オソウジ」にて突如「ロケットダガー」の名称が復活。その経緯は不明だが、技の名称を呼称するというケレン味ある演出が復活したことで、ゴーオンウイングスの繰り出す連続技の爽快感が増した。
ザタンゴールド
個人的に改名は「阿呆だろ」って思う。ダガーナイフはあくまでただの道具であり、それをどう使うかは人の責任なのに。
ベラ
通り魔事件が戦隊ヒーロー番組にまで影響を及ぼした…
刃の部分はプラスチック製で、光って音が鳴るので、もちろん本当に切れるわけではありませんが、“ダガー”だと通り魔事件を思い出させるので、急きょ名称を変更し、パッケージを刷り直すことになり、発売も遅れたそうです。
発売を楽しみにしていた男の子にとっては少し残念かも知れませんが、やむを得ないですね。