ジャンボジェット機型の炎神で、ウイング族歴戦の勇士。ウイング族に属するが、ジャイアン族にも属するという変則種である。「吾輩すべてがファーストクラス! 炎神ジャン・ボエールであ~る」と名乗る。
ジャイアン族だけに体躯は巨大だが、高速性能、旋回性能共に卓越しており、まさに大空の王者たるに相応しい。マシンワールドでは、大翔や美羽の教官を務め、いわばゴーオンウイングス誕生の立役者である。また、トリプターやジェットラスの上官(または尊敬する師)らしく、トリプターには「ボエールのおじき」、ジェットラスには「ボエール空将」と呼ばれる。
「ボエ~」が口癖で、フランス語を交えて話し、語尾に「あ~る」と付ける知性派。「アテンションプリーズ! テイクオフ!」で離陸。物腰はかなり柔らかく、厳しく鍛え上げる教官のイメージからは程遠い。また、物事をズバリ教示するようなことはあまりせず、言動にはヒントを与えて行動させるという特徴がある。一人称は「吾輩」で、炎神ソウルのビジュアルは船長のイメージだ。
背中には放水機構を備え、消火活動を行うことも可能だ。
ジャン・ボエールの炎神ソウルは何故か神出鬼没であり、あらゆる場所に突如出現する。(声:西村知道)
胴体下と両翼下に装備された4門のビーム砲。連続発射が可能で、空中の敵機を次々と撃ち落とす。
ジェットモード炎神の中では珍しくモードチェンジ能力を有し、全てのブースターを後部に配置し超高速での飛行を可能にするモードに変形できる。炎を纏いつつ超高速で飛行し、群がる敵機を一瞬にして殲滅させる。
解説ウイング族でありジャイアン族でもあるという、なかなか素敵な設定で登場した「新ロボのコア」。「新ロボのコア」でありながら、本格的初登場のエピソードでナレーションを務めるなど、しっかりキャラクター性をアピールしており、「炎神も主役」というポリシーが貫かれているのが嬉しい。大翔と美羽の「教官」という設定も、さらにそのキャラクター性を増幅している。
ネーミングは勿論「ジャンボ(ジェット機)」と「ホエール(鯨)」からであるが、炎神の中でもデザイン的に突出してモチーフの融合度が高い。ジャンボ機のシルエットと鯨のスタイルが見事にバランスを保ち、巨大感を演出するディテールも効果的だ。まさに傑作であろう。
声を担当する西村知道氏は重鎮とも形容すべきベテランであり、良識ある大人から狡猾な悪役まで見事にこなす。個人的には「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」でシルバーボルト役を担当しており、奇しくも航空系ロボットのコアというイメージを共有することとなった。
匿名
彼はなぜヒューマンワールドに来た際、キャストとソウルに分離されなかったんでしょうね?やっぱり教官だから?
oreno_jidou_tuibidan
はじめてコメントさせていただきます。
そう言えば昔、マリンジャンボという鯨がデザインされたジェット機がありましたね。ボエールって、それがモデル?