キタネイダスが、子供達をお祭りのことしか考えられない大人に育て上げるという、壮大な計画を実行すべく作り出した害気目蛮機獣。
全身が祭りのあらゆる屋台で構成されており、お面屋台を主体に、焼きそば屋台や各種軽食屋台が見える。
お面屋台に化けて祭囃子を響かせ、特殊なお祭り異空間を作り出して子供達を誘引。祭りの雰囲気に夢中になった子供達を「蛮機族ガイアーク」のロゴが入った綿菓子袋に閉じ込め、腰部のボックスに収納する。軽いノリとふざけた外観にかかわらず攻撃力は強大で、お面を飛ばして相手の顔面に吸着させたり、口から超高温火炎弾を連続発射したり、あらゆる祭り屋台の定番が爆弾になっていたりと、非常に物騒な蛮機獣だ。
キタネイダスの壮大な「毎日がお祭りワッショイ作戦」は子供が大人になるまでの時間をあまり考慮しておらず、その冗長さに気付いたキタネイダスにより中止となる。その代わり、晴之助と昭之助の兄弟を探すという雷々剱と獄々丸の目的に協力。ゴーオンジャーを足止めし、あわよくば撃破するという作戦に転じた。だが、カンカンバーの前には、この強力な蛮機獣も敗退することとなった。巨大化後もお祭り異空間で炎神達を翻弄するが、ガンバルオーの達人技の前に敗れた。
「ワッショイ」「ショイショイ」が口癖で、「ショイ~」を語尾に付けて喋る。終始リズミカルな口調が特徴だ。断末魔の叫びは「祭りが終わって、あとの祭りだぁ~っ!」。(声:坂口候一)
焼きトウモロコシ型の武器から光弾を連続発射する。
焼きそば攻撃腰部のボックスに装備した鉄板で爆弾焼きそばを調理し、投げつける技。
ヨーヨー爆弾爆発性の液体を仕込んだヨーヨー。連続で投げつける。
ヤタイパンチ両拳を同時に放つ強力パンチ。
鼻毛胸毛輪投げ無数の輪を投げつけ、相手を縛りあげて動きを封じる技。
チョコバナナ~じゃなくてこれ爆弾チョコバナナ状の爆弾。これも連続で投げつける。
風車爆弾風車型の爆弾。やはり連続で投げつける。
登場GP-39「郷愁ノコドモ」
解説お面屋台の意匠が楽しい蛮機獣。害気目とかそういった理屈が完全に廃されたばかりか、ケガレシアやウガッツ、そして何故かアカレッドのお面をわざわざ作ってあるところに、妙な可笑しさを掻きたてられる。また、子供達を閉じ込める綿菓子袋には、「ゴーオンジャー」のロゴを模した「蛮機族ガイアーク」のロゴがプリントされるなど、雰囲気も十分。とにかく小道具に悪ノリが見られて楽しい。
一方で、見た目に比して異様な強さを秘めているという、蛮機獣の特性もしっかり踏襲。数々の物騒な爆弾グッズ(というより、殆ど全部が爆弾)も、見た目の明るさとのギャップに貢献している。
坂口候一氏は、スーパー戦隊シリーズでは「百獣戦隊ガオレンジャー」のヤバイバで特撮ファンに認知されている。
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