害水機士ウズマキホーテ

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 アレルンブラ家害水機士。蛮機族の名門アレルンブラ家の守衛を任務とし、アレルンブラ家の王子である害水王子ニゴール・ゾ・アレルンブラに仕える騎士である。

 ガイアークがマシンワールドで反乱を起こすずっと前、アレルンブラ家はマシンワールドを荒らしまわった。その後突如姿を消したが、実はヒューマンワールドに侵入しており、ヒューマンワールドが清浄であった為に仮死状態となってしまう。連の実家である旅館付近の海辺に洞穴があり、その中で彫像のような状態 (連は「お地蔵様」と呼称)となっていたが、意思は持続していた。そして現在に至り、ケガレシアの与えた汚水によって復活を果たす。

 両目より爆発性の光線を発射して攻撃。また、手にした槍と楯で渦巻き状のフィールドを作り出し、「イタダキ~!」と言いつつ、あらゆる攻撃やエネルギーを吸収して自分の力としてしまう恐るべき能力を有しているが、吸収する対象は手当たり次第でもあり、幼い連が母の為に練習しつつ真心を込めて作ったオムレツを、像状態の間に幾度か吸収した為に、内部に清浄な部分を作り出してしまった。また子供の頃の連が、母を失った悲しみに突き動かされて投げつけた石により、顔面にヒビが入ってしまっている。その清浄な部分と顔面のヒビは弱点となり、その弱点を知る連によって倒された。

 「~しナイト」と動詞の後につけて喋るが、騎士クラスであるだけに割と誇り高い言動が特徴。また、ケガレシアを「姫」と呼んで敬っている。ビックリウムによって巨大化を果たすも、「ニゴール様~!」と叫んで散っていった。(声:楠見尚己)

登場

GP-25「母上サヨナラ」

解説

 害水目の新たな局面を匂わせる存在として登場したウズマキホーテ。ネーミングはドン・キホーテからだろうが、騎士というキャラクターに見事マッチしている。一応、蛮機獣ではなく「害水機士」という肩書きを持っているが、言動その他は蛮機獣に近く、どうやら蛮機族の世界では蛮機獣クラスの者が出世することにより、様々な役職に就いているようだ(ヒラメキメデスも害地副大臣就任直後に「かしこまり~」と言っていた)。また、家柄があることも判明しており、かなり中世的な世界観を有しているらしい。

 デザインは騎士として真っ当なもので、蛮機獣的なガジェットのモチーフは特にないようだ。名を表すための渦巻きの紋様と、害水目であることを表すパイプ状のパーツが配置されており、蛮機族たるデザインラインは保たれている。設定上左右非対称となっている顔面を除けば、殆ど「悪さ」を感じさせないのも特徴で、結構普通にカッコいい。

 前述の通り、設定上「蛮機獣」ではないが、1話限りで登場する蛮機族ということで、蛮機獣のカテゴリにて記載させていただいた。