ボーセキバンキ

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 失敗続きのヒラメキメデスに業を煮やしたヨゴシュタインが、ヒラメキメデス粛清の為に作り出した害地目蛮機獣。

 紡績機械をモデルとした珍しい女性型蛮機獣で、身体の各部に糸巻きを装備している。その製紙能力はすこぶる高く、肩部より無尽蔵に作り出された糸を放ち、敵を絡め取って身動きを封じることが可能。また、糸自体が破壊兵器であり、連続発射して敵を爆破することができる。

 ヒラメキメデスを追い、その糸で動きを封じて谷底に突き落とすなど、残虐性を発揮するが、実はゴーオンウイングスを罠にかける為の迫真の芝居だった。大翔が罠にかかった後はヒラメキメデスの指示にも従順に従い、巨大化してセイクウオーを戦闘不能に陥れたり、エンジンオーとガンバルオーを苦戦させたりと、強力な戦闘力を発揮した。

 「シュルリラ~」と糸を発射し、「イト、ヲカシ」を口癖とする。語尾に「ありんす」と付けるなど雅な口調が特徴。その口調と狡猾な戦術展開とが相まった、ある意味女性らしい蛮機獣である。巨大化時には「元祖産業革命」と叫ぶが、それは紡績機械の発明が産業革命の引き金となったという史実に則った発言らしい。

 断末魔の叫びは「ああ...何というパワーでありんす...。春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ、イトヲカシ」。(演:松本梨香)

イトマキミサイル

 腕部の糸巻きより、無数の光弾と化した糸を発射して爆破する技。

登場

GP-22「最後ノノゾミ」

解説

 初の女性型蛮機獣。紡績機械というモチーフはその歴史観からも女性蛮機獣の題材として適切であり、そのデザインも女性型ロボットの系譜と女性怪人の系譜を巧みに組み合わせたものになっている。

 この栄誉ある女性型蛮機獣第一号の声を担当したのは、松本梨香氏。声優のみならず歌手としても活躍する松本氏の、やはり代表作中の代表作は「ポケットモンスター」シリーズの主人公・サトシである。この他にも多くの少年役にハマっているが、今回のように女性そのものの役柄でも独特の色気を発揮。ボーセキバンキが気合を入れたシーンでサトシの声が出てくるのは、もしかすると狙っているかも?