オイルで滑らせて動きを封じるという作戦で、エンジンオーG6打倒を目論むケガレシアが作り出した害水目蛮機獣。ケガレシア曰く、害水目の切り札。
燃料保管用のポリタンクを模した胴体に、ライターの発火口、灯油ポンプ等、オイル(というよりfuel)に関するガジェットが組み合わされて完成されている。左腕はオイル噴出専用のノズルになっており、右腕のプラグで点火し火炎放射器としても使用できる。また、オイルの上を自在に滑走する能力を有している。
噴射するオイルは潤滑油と燃料の性質を併せ持ち、エンジンオーG6を滑らせて行動不能とすることで一度は勝利する。しかし、トリプターとジェットラスによって退散。その後、ヒラメキメデスによって翼を取り付けられて(「第二次産業革命」と呼称)自在な飛行能力を手にし、「オイルバンキ改」として両炎神に反撃するが、オイルを拭き取るという奇抜かつ有効な作戦に出たエンジンオーとガンバルオーの活躍により敗退してしまった。
「ツルツル~」を連呼し、「~ツル」を語尾につけて喋る。「ドリームズカムツル~」や「翼の折れたエンジェルじゃないツル~」など、何故かヒューマンワールドの日本におけるJ-Pop事情に詳しい様子。
断末魔の叫びは「亀は万年、いや、噛んじゃイヤっ、ツルッ、ツルツル~。鶴は千年って、ウソツル~、カメ~!」。(演:武虎)
上半身前部より発射する紫色の油膜状光線。爆発力がある。
登場GP-16「名誉バンカイ」
解説ヒラメキメデス登場により、GP-15「炎神ストール」では蛮機獣は未登場。2週ぶりの登場となった蛮機獣は、ごくスタンダードな規格の蛮機獣であった。ただし、ヒラメキメデスによって改造されてパワーアップするという扱いになっており、新幹部登場による「怪人の強化」パターンは一応果たされたわけだ。
どう見ても灯油缶な外観が妙に愛らしく、また、翼によって飛ぶことがこれほど想像しにくいデザインもなく、そこが可笑しさを喚起している。
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