カマバンキ

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 人間を大好きな温泉に夢中にさせ、その隙に世界を汚染しようと企んだケガレシアにより、作り出された害水目蛮機獣。

 頭部は風呂釜で形成されており、内部では温泉の湯が沸いている。呼吸器状の器官よりスチームを発すると、浴びた人間はミクロ化して頭部の温泉に浸かり、幻惑の中、温泉の虜となる。胴体より下は、頑強なカマドとなっているが、特に機能はないようだ。

 作戦自体は順調に推移し、さらには範人までも温泉の虜としたものの、藤尾万旦の気合によって一度失敗。その後、ケガレシアの助言で滝に打たれる内、悟りを開き(単なる思い込みのようだが)パワーアップする。そのパワーでゴーオンジャーを温泉へと誘うが、「温泉より楽しい事=汚石冷奈への恋」に夢中な範人の気合で脱出されてしまい、そのまま一気呵成に突き進む範人によって倒されてしまった。

 「カマーン(Come on)」を連呼し、「グラグラグラグラ~」と笑う。「カマ」らしく(?)、オネェ言葉で喋る。

 断末魔の叫びは「ちょっ、ちょっ、ちょっ、ちょっ、まだ早いわよ~。うわぁー、熱すぎるお風呂は健康に悪いのよ~!」。風呂釜の湯を失い、空焚きになった末の大爆発であった。(演:大木民夫)

登場

GP-14「毎日ドキドキ」

解説

 モチーフが風呂釜! これは「太陽戦隊サンバルカン」のチャガマモンガー以来の「釜」モチーフか。

 かなり迫力のある面構えでありつつも、そのシルエットの可愛らしさに加えてオネェ言葉、そして温泉という作戦内容故か、何となく憎めないキャラクターに仕上がっている。

 声を担当した大木民夫氏は、超がつく大ベテラン声優であり、カマバンキの名演にも納得がいく。