ボンベバンキ

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 ケガレシアがあらゆる鉄製建造物を錆びさせる為に送り出した害水目蛮機獣。

 全身を大小のボンベで構成しており、内部に超有毒液化ガスを圧縮・蓄積している。両腕のパイプからその超有毒液化ガスを噴出することで、物体を瞬時に腐食させることができる。また、頭部は埴輪を思わせる。

 その企みを知ったキャリゲーターに追いかけられていたが、ゴーオンジャーの勘違いとケガレシアの策略によってボンベバンキとキャリゲーターが手を組んでいるかのように思わせることに成功。ただし、ボンベバンキの知力は低く、行動から言動に至るまで、全てケガレシアが電話(?)で指示していた。

 口癖は「ベンベンベンベ~ン」で、「~だべ~」を語尾につけて喋り、「いらっしゃ~い」でウガッツを呼ぶ。

 断末魔の叫びは「あ~お仕置きされたべ~」。(声:平野正人)

登場

GP-07「相棒アミーゴ」

アカサビーム

 両腕から赤錆を発生させるビームを発射し、浴びた相手を赤錆まみれにして行動不能に陥らせる強力な武器。

解説

 ガスボンベをモチーフとした蛮機獣。その色合いやディテールは、普通のガスボンベではなく、どことなく毒ガス兵器を彷彿させるグロテスクなものだ。だが、埴輪のような顔面がその恐怖感を完全にスポイルしており、バランスに優れる。

 ベテラン・平野正人氏の演技は頭の悪さを的確に表現しており、ケガレシアとのコミカルなやり取りと相俟って、屈指のおとぼけ蛮機獣を完成させている。

 しかしながら錆攻撃は強力無比で、知性と実力が乖離した面白いキャラクターとして印象に残る。口調は「ヤッターマン」のドクロベエを意識したのだろうか。