スピーカーバンキ

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 キタネイダスが作り出した害気目蛮機獣。

 全身に少々レトロなあらゆるタイプのスピーカーを装備し、胸部にはイコライザらしきコンソールを備える。手にしたマイク状の武器であらゆる美しい音を集め、それを破壊音波に変えて全身のスピーカーから放出する。ただし、スピーカーの命であるコーン紙を破られると攻撃不能となってしまう。また、足元のスピーカーは飾りであるらしく、音を出す機能を有していない。

 後にその能力を高く評価するキタネイダスによってパワーアップを果たし(ダイナミックレンジの性能を向上させ)、より強力な破壊音波を発する能力を備えた。パワーアップ前の破壊音波は耳栓程度で防御できたが、パワーアップ後の破壊音波の前には耳栓も役に立たず、あらゆる攻撃を跳ね返す音波の壁を作り出すことが可能となった。

 「~でスピーカー」「ガガガガ」「ピピピピ」が口癖で、断末魔の叫びは「只今マイクのテスト中。5時になりました。校庭にいる生徒は帰宅しましょう。ピンポンパンポーン」。(声:二又一成)

登場

GP-06「乙女ノココロ」

解説

 騒音公害がモチーフの蛮機獣。見るからにスピーカーの怪人であることが分かるデザインが楽しい。手持ちの武器がマイクそのものという分かり易さも泣かせる。

 声のキャスティングは贅沢で、二又一成氏という大ベテランを起用。「めぞん一刻」の五代裕作のような二枚目半から、「キン肉マン」のキン骨マンまで、非常に幅広い役柄を演じることで有名だ。多くの役の特徴となっている、その独特な気の抜けたような口調は、今回のスピーカーバンキでも存分に発揮され、強力でありながらどことなく抜けたキャラクターを完成させている。