ギャバン編の後編!
ギャバンをちゃっかりダシにして、森下編に仕立て上げているのは、「ゴーバスターズ」としてはなかなか巧い処。しかし...。
これ、面白いですか?
私はさっぱり面白くありませんでしたが...。
問題は沢山あります。
森下編になっていたのは、良いと思います。影の薄さをギャグにして、その存在感の重さを逆に浮き上がらせるという手法も二重丸。さらに、亜空間と魔空空間の違いを根底に置いた流れも良かったと思います。
しかし、全体に亘って薄過ぎる!
つまり、厚みが全くない。今更森下を冷たくあしらうヒロム、シェリーと殆ど会話しないヨーコ、何だか弱っちいギャバン...。前回が、破綻した部分をサラッと横目にしつつ、パワーで押し切っていて痛快だったのに比べ、今回の何とも地味な事よ。キャラクター造形もリセットされてるし。
「ゴーバスターズ」だから、ゴーバスターズのキャラクターを使ったドラマを...という意図は理解出来るのですが、それにしても、冒頭の「傍目にはチームワークが悪そう」というギャバンの印象を払拭する物語には、あまりなっていないように感じられるし、等身大戦を「マクーのライノダブラー」にしていて、その上でギャバンも一人ではライノダブラーを倒せないという、妙にゴーバスターズに遠慮した流れも鼻につくしで、随分と不満が募る作劇でした。
一方、ギャバンの活躍を楽しみにしている層にとっては、前回の活躍振りと比べて大幅パワーダウンした扱いに、何ともはやな感想を抱いたのでは。
魔空空間の描写は、懐かしの大岩ゴロゴロや、土星の輪の上での戦闘、一瞬でのスタジオへの場面転換等々、満足のいく完成度だったと思いますし、ギャバンダイナミックが、オリジナルにおけるバンクシーンのようなカットになっていたりと、良い処も結構あるのですが、いかんせん、扱いが軽い。
今回の軸が、森下による「魔空空間と現実世界の断絶の突破」にあった為に、ギャバン自体にディメンションコントローラという、あらゆる空間に対処する機構が備わっているとか、その為にドルギランは魔空空間でもギャバンの元へ駆け付けられるとか、そういった「魔空空間への基本的な対処」が完全にスポイルされ、単なるゴーバスターズの助っ人戦闘員になってしまったのは、何とも腹立たしい限り。
確かに、森下による「通信可能化」のカタルシスはありましたが、「武器の転送が出来ないから戦えない」というエクスキューズは、「ゴーバスターズ」の世界観自体も否定している事になります。ヒロム達は、何でゴーバスターズになったのか。危険と引き換えに得た特殊能力を活かしたコンビネーションで戦う為ではないのか。
...ちょっと有り得ない感じになっていたように思います。
さらに、森下がコンタクトを取った空間に関するエキスパート達ですが、森下の後ろでただ見ているだけ、二回も「やりましょう」と「二つ」返事ではなく「一つ」返事をする...といった、もうこの人達何で出て来たのかといった具合。この浅さは、近年の戦隊でも稀な浅さだと思いますよ、ホント。
折角の「輝く王者ドルギラン」もこれでは...。アクションとか、物凄くオリジナルに配慮していて、頑張りが嬉しいのに...。
テンション、かなり下がってしまいました。ギャバンに思い入れがあるか否かという前提をスッポリと抜いても、今回のイマイチ感は払拭出来ないと思います。
次回はパワーアップ編。エスケイプを出せ!エスケイプを!
...申し訳ございません。機嫌が悪かったもので(笑)。
天地人
「エンター、生きていたのか!」
「ノンノン、ただのエンターではありません、宇宙犯罪組織マクーの一員、彗星のエンターです」
という事で(ウソ)復活したエンターですが、このままラスボスになったらどうしよう(おいっ)
前回はギャバンが主役かと思われるほどの内容でしたが、今回はそれが薄いせいか面白くなかったですね。
というか、前回の引きが生かされていないため、これ前回の続きなの?って感じが最後まで尾を引きました。
背後から岩が転がってくるシーンなんか、前回のガイコツがあったせか、二番煎じな感じがして乗れませんでしたし、ホント、もったいなかったです(う~ん)
ウワサですと、仮面ライダーの方には今回と同じく次回映画に出るポ○ワトリンが出るようですが、ちょっと今回の話を見て心配になりました。
まあ、今回はある意味番外編でしたので、光を超えて次週会いに来てくれよな(違)
天地人
追伸
○を入れたのに一字抜かなかったんでバレバレって・・・(汗)
ちょろ
こんにちは。
今回は・・レーザーブレード戦はやはり暗めの空間が似合ってる、ですか。
プロモ篇2話構成の問題ですが、例えば前回のメタロイドと巨大戦は外すこともできたかなと。今回は空間管理研究センター職員のようなご都合演出が確かに目立ちましたが、前回もメタロイドが普通のバイクでヒーローの専用マシンと戦わされた図は可哀想に見えました。
個人的に残念なのはシェリーの面目的活躍がほとんどなかったこと。ヴァグラス健在なのに2話とも笑顔で終わるのもどうかなですが、この点は次回に依りますか。
奇妙に感じたのはゴーバスターズピンチの巨大戦で、ギャバンが激励する対象がレッドだけなんですね。善悪ではなく不思議な感覚を覚えました。
ゆーじ
今回のストーリーに関しては、皆さんが十分ツッコミをいれてますので、私は、ライノダブラーにベタなツッコミを。
優れた人間を地軸転換装置で、魔空牢獄へ送り込み、自滅を待つって・・・。回りくどい作戦だなぁ。(笑)
エンターに作戦の説明をしていたときの「それは・・・、トレビアン」のセリフ、ライノダブラーを嘲笑っているように見えたのは、私だけでしょうか。
竜門 剛
うーん、確かになんだかなぁ、という感じでしたね。森下さんも、ギャバンに何か言われただけで、あんなに落ち込むとは思えないんですが。
ギャバンの細かい描写には、オマージュたっぷりで、がんばってたんですけどねぇ・・・。
M'sRoad
あぁ、良かった、機嫌悪いの私だけじゃなくて(汗)
ここはアンチスレではないんですが、ゴーバスターズの悪いところは
学校のクラスみたいに登場人物が小さいグループに分かれて
内輪のトークに終始している点ではないかなと思うんですよ。
シンケンジャーの最終回で源太が口にした「巻き込んでくれてありがとな」
という台詞に象徴されるように、関わり合いを持ってしまった者同士が
共通の問題をクリアする「共有体験」こそが絆のドラマになると感じているので、
今回はテレビの前でずっこけてしまいました。
来週登場する強化形態は今までオロオロしていたバディロイド達が
等身大でも一緒に戦えるんだっという内容になるみたいですが、その辺の
ストレスがどう払拭されるか期待して待つことにします。
オオミツ
組み合わせを同じにした事で引き合いに出されるのは承知と思いますが…
ゴーカイジャーVSには遠く及ばないものに終わってしまいましたね。
先代か二代目かという問題ではなく、ヒーロー同士の相性が悪かったのが
致命的だったと思います。
理屈ではなく、熱さと勢いで道を切り拓いていくのがギャバンの魅力。
ある意味では対極の存在であるゴーバスターズが一緒では…。
設定や世界観が確立され過ぎているが故に、他のヒーローとの競演が
難しいゴーバスターズ。その難点がモロに出てしまっていましたね。