ニックを主人公に据えたコメディ編なのか、それとも深い葛藤を描いたのか、それとも新ロボを華々しく登場させたのか。
色んな要素が詰め込まれた上に、それぞれが薄味でちぐはぐ。更には、エンターが繰り出す作戦の構成に関しても、偶然に大いに頼ったもので納得し難い...。
サブタイトルに「俺の合体」とある割にはマサトの出番も殆どなく、ましてやJが合体を主導するわけでもない(これは当たり前ですが)。
また、ニックとヒロムの関係性にスポットを当てる試みは良いのですが、「迷わず突っ込む」というポリシーが生きている云々という話は、少々弱かったのではないかと思います。
というわけで、やや「う〜む」となってしまったわけではありますが...。
マサトの登場で、コミカルな要素が徐々に増してきた「ゴーバスターズ」ですが、元々の企画ベースとあまり相性が良くないのか、全体的にギャグ描写がスベってしまっているのが残念。このテの作風がコメディを生み出すのは、いわゆるキャラの「ズラシ」、即ち「このキャラがこんな事を」というギャップから生じる笑いが最も相応しいわけで、今回のようなニックの描写は、絵面的に面白いとは思うものの、何となく取って付けたような違和感を禁じ得ません。
ニックがあらゆるジャンルのエキスパートであろうとする(?)シーンでは、描き文字を含めたプリクラ的で派手な合成が多用されましたが、これは本来「平成ライダー」の本分。私が「平成ライダー」を見ていてたまに引いてしまうのが、この類の描写。ツボにはまると確かに面白い効果を狙えるし、実際、シリーズが手慣れた頃にツボにはまった描写も多く見られましたが、「やり過ぎ」、「悪ノリ」といった「失敗」も沢山存在しており、トータルバランスでは失敗している方が遙かに多いような気がします。何となく、こちらがバカにされているようで、収まりが悪い事も多々...(笑)。
やはり、「ゴーバスターズ」のような硬質な世界観をアピールする作風だと、黒木がたまにお茶目な面を見せるとか、ヒロムがツンデレであるとか、そういった「ズラシ」の巧さを見せて欲しいんですよね。折角、マサトが黒木とリュウジに深く関わる人物なので、もっとその方面で活かして欲しいと思います。
一方で、今回のエンターの作戦のマズさも気になる処です。
メガゾードの転送時間を長くすれば、メタロイド捜索の為にゴーバスターズは単独行動を取る...という理屈はまぁ分からなくはないですが、ゴーバスターズは常に連絡を取り合って行動しており、一人が狙われたからといって、そこまで危機に陥るような事はない気がしますよね。
また、ゴーバスターズが単独行動で分散された隙に、バディロイドを狙うという作戦も並行していたようですが、普段外にあまり出てこない上、なるべく戦闘に関与しないように配慮されているバディロイドが、ノコノコと現れてくる事をどうやって期待したのでしょうか。冒頭のJの「バイクの人」という発言自体がエンターの仕掛けだった!...というくらいに仕込んでおかないと、納得出来る流れにはならないと思うのですが...。
どうも今回は、各キャラクターの言動がバラついていて、まとまりに欠けていたように思います。なので、感動的である筈の、ニックに対するヒロムのキックからのくだりが、どうにも盛り上がらない。色々な要素が収束していくのではなく、拡散してしまったわけですね。
ちなみに、ニックが子供達と空手の練習(?)をしていましたが、このシーンには、懐かしい既視感があります。そう、「デンジマン」で頻繁に見られた、デンジレッド=赤城一平による、空手の教室風景です。近年では、戦隊メンバーも「お兄さん」のイメージから離れ、こうした指導者としての立場が描かれる事は非常に少なくなっています。今回は、ニックだし、しかも指導者でもないわけですが、何となく失われた風景が蘇った感じがして、ちょっと胸が熱くなりました(笑)。
今回のメインイベントであるバスターヘラクレスですが、折角の登場にも関わらず、ゴーバスターオーの放つ「エクスプロージョンキック」が強烈で、すっかり霞んでしまいました...。このエクスプロージョンキック、「仮面ライダーJ」のジャンボライダーキックを彷彿させる大迫力の技で、何となく不動の構えが印象付けられていたゴーバスターオーに、新たな魅力が加わりました。足裏に詳細な文様が描かれるとか、そこまで「平成ライダー」化しなくても...と思わない事もないが(笑)。
しかも、次回は早くも5体合体。バスターヘラクレスの、「俺の合体」の立場は...。
何となく、シリーズ構成自体もちぐはぐになっていて、かな〜り心配になっている私です。
「ゴーバスターズ」とは全く関係ない話ですが、遂に「怪奇大作戦 DVD-BOX」のCMがオンエアされましたね。しかしこの映像、幼児ターゲットである戦隊枠で流しちゃっていいのだろうか(笑)。
天地人
J「チダ・ニック、野原ひろしの人だ」
ニック「えっ、それだけ?ほら、ケロロのナレーションとかハガレンのマース・ヒューズとか、いろいろあるでしょうが(違)」
まあ、そんな事より何よりも、今回のハイライトはあの大森坂での戦闘シーンにつきますね(おいっ)
ああっ、なんでアキバレンジャー終わってしまったんだ(涙)
ううむ、今回はテンションが上がらないんで次週をお楽しみに(汗)
竜門 剛
とりあえず今回は、ニックが微笑ましかったので、それは良かったかな、と。
ロボットが筋トレしてどうするの?というツッコミが結構好きでした。 あのスーツでバランスボールに乗るんだから、アクターさんは相変わらず素晴らしいです。
え?中の人などいないって?ごもっとも。
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