スウグの双幻士で、幻獣ハヌマーン拳の使い手。
落ち着きがなく常にあちこちを飛び回る性質を有し、コウとは文字通り犬猿の仲の様相を呈する。コウとの喧嘩はシュエンに釣られてか、せわしないものとなる。
サルのような奇声を発しつつ、卓抜した身体能力を生かして素早く動き回り、相手を翻弄する。また、大勢の分身を作り出し、それぞれ意志を持って行動することが可能だ。
相手の攻撃を受け流す技や火炎攻撃も得意とするが、パワー不足は否めない。
常に獣人態を保っており、中国の京劇に登場する孫悟空に酷似する面を胸部に配した、演舞装束的なスタイルが特徴。各部に炎を思わせる装飾を付している。(声:柴本浩行)
修行その43「ハピハピ!メリークリスマス、押忍」
幻獣ハヌマーン拳幻獣ハヌマーンに学び、ハヌマーンの力を身に付ける幻獣拳。
- 毛猛分身変
- 頭髪を抜き、息吹を吹きかけることで沢山の分身を作り出すゲンギ。分身といえど、本体と遜色ない能力を発揮し、少しずつ性格も異なる。
- 天軸転
- 背中に背負った伸縮自在の棍棒を湾曲させながら振り回し、複数の標的に打ち付けるゲンギ。
- 大猿回
- 身体の柔軟性と俊敏性を最大限に発揮し、舞いながら相手の攻撃をことごとくかわすゲンギ。
- 爆炎彩遊鬼
- 背中に背負った棍棒から、強力な火炎を放射するゲンギ。
スウグの部下的存在としてコウと共に登場した幻獣拳士。話すことのないスウグ故に、部下というイメージは薄く、自らの意志で行動する印象が強い。
「犬猿の仲」をうまくキャラクターに落とし込むあたり、配置の工夫が垣間見えて面白い。
「シュエン(朱厭)」とは中国における凶暴な巨大な赤毛の猿、一方、「ハヌマーン」はインド神話における、猿の姿をした神だ。ギリシャ神話以外のキャラクターがモチーフとなったのは、このシュエンのみ。
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