サンヨ

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 ロンによって臨獣殿に招聘された幻獣バジリスク拳の使い手。

 語尾に「よ~」を付けて話すなど茶目っ気もあるが、その出で立ちは豪胆かつ堅牢。やや口が軽く、ロンにたしなめられる一幕も。

 幻気によって対象物の重さを自在に変化させる能力を持っており、手を触れずとも相手を戦闘不能に追い込む実力の持ち主。

 常に獣人態を保っており、その姿は鱗と羽毛をあしらった軍師のようだ。他の幻獣拳士と同様に金色に輝く。

 実はサンヨはロンの「不死」の部分を司る者であり、ロンが倒されても、サンヨの吐き出す「不死の組織」がロンを何度でも再生させるのだ。最後はロンに取り込まれ、無間龍の一部となった。(声:梅津秀行)

幻獣バジリスク拳

 幻獣バジリスクに学び、バジリスクの力を身に付ける幻獣拳。

大重鈍化
 幻気を発して重さを自由に操り、触れずして相手を凄まじい重さで潰すゲンギ。
小軽鋭化
 幻気を発して重さを自由に操り、相手を吹き飛ぶような軽さにしてしまうゲンギ。
反重力鎧
 両手で相手の攻撃を受け止め、幻気によって軌道を逆転させて跳ね返すゲンギ。
蔵備頓
 両手に溜め込んだ幻気で重力場を作り出し、頭上から投網のように落として相手の動きを封じるゲンギ。
解説

 「幹部」と「怪人」の中間のようなポジションで登場した、初の幻獣拳士。「仮面ライダーストロンガー」でのデルザー軍団がこのポジションのオリジンだろう。

 「サンヨ(酸與)」とは中国における幻獣の名であり、翼を持つ蛇の姿で現される。バジリスクは西洋の怪物であり、サンヨと同じく蛇と鳥の混合体がポピュラーな姿だ。

 金色の獣人態はマクにも似ているが、元々の獣の姿が分かりにくいデザインとなっており、それが幻獣の神秘性を高めている。